不安がったあなたが
今もなんだか頭に残って
だからそっと呟く
「僕も僕が嫌いだよ」って
だからいっそ世界が
白紙だったら全てが楽って
殴り描いたレールを
ビリビリに破り捨てた
気づいてるよ
前からここに居ると
振るったナイフが空を切って僕を刺して
尖った心が泣き出した
それでも笑って
今笑顔でいれる自分を
もっとずっと嫌いでいさせて
つまり、ようはそれほど
都合ばっかにいかないっていうの
今はちょっとわかるよ
だからこそ苦しいんだ
俯いて
アルコールを流し込んだ
プラットの隅に虹色の一輪の花
地面を破って咲いていた
こんなに荒んだ
モノクロームな世界のサイハテ
生まれ生きる力を見たよ
歯車を紡ぐのは自分であること
生きる意味なんてそれからでいい
詰まった言葉に
妙にフッと嫌気がさして
尖った心に突き刺した
空っぽの部屋でまた明後日の夢を見る
止まった時間を背にして
それでも続く突き付けられた僕への使命へ
今日が、また彩り始めた
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