DURDN

idealistic – DURDN

街灯の下でしゃがみこんで願い事を眺めるだけなんてらしくないよねこんな長い長い退屈に揺らした炎を消して飽き飽きしているんだ　変わるはずない結末にあの日描いた理想に正しさは喉の奥に目をつぶってくれないか？大層な物だけちょうだい不安定な天気の状態　傘も持たずに走り出す行儀よく座れないはずだって滲み出る綺麗な所作に仕草　完璧な身のこなし質のいいコートに新品の余裕を纏う理想の俺手土産まで持ってんだ手…
Hearth Place – DURDN

黒いダウンコートを引っ張り出しては乾かない靴下履いたら雪の上頼りない街灯に昨日の記憶を辿りながらどこかで落とした手袋　片方探しながら相も変わらず戸締りもせず家に帰れば　暖を取って　暖を取って灯油の匂い　涙こぼせば　あいも変わらず　暖を取って　暖を取って溜め息なんて聞こえないように膝並べたあの夜長い沈黙を破るように君は微笑むだけ何年経った？　何年待った？もう二度と会えないの分かってても相も変わ…
Study – DURDN

久しぶりの晴れに布団を干してそのまま夢の中夜になってお得意の「休み無駄にしまして..」取り返すように引っ張り出したなかなか古い虫食い付きシャツに遊びたいのは山々ですがもう勉強　勉強　勉強よそ行きの服を買うんだ　深夜の断捨離始めますあー人生　あー人生 10年前に貰ったなんかの副賞過去の栄光に縋るのもやめたんだ特技趣味なし　満たしてたのは見返り付きの物語参加賞でも喜びましょうもう勉強　勉強　勉強 …
ON THE ISLAND – DURDN

濁ってく夜に手離したものの行方へを知るはずもなく大事なものを守る勇気もありゃせぬたったひとつしか持っていけないとするなら何？のお決まりのクエスチョン答えは決まってるんだきっと君も踊りだす　テントの隙間から覗く忙しそうに、なんて。持って　持っていない　当然　想定内　持って　持っていない持って　持っていない　当然　想定内　持って　持っていたい必要なのは決断力？君を楽しませるエンタメ性？逃げるため…
恋の予感 – DURDN

なぜ　なぜ　あなたはきれいに　なりたいの？その目を誰もが見つめて　くれないの？夜は気ままに　あなたを踊らせるだけ恋の予感が　ただかけぬけるだけなぜ　なぜ　あなたは『好きだ』と　言えないの？届かぬ　想いが夜空に　ゆれたまま風は気まぐれ　あなたを惑わせるだけ恋の予感が　ただかけぬけるだけ誰かを待ってもどんなに待ってもあなたは今夜も星のあいだを　さまよい流されるだけ夢のつづきを　またみせられるだけ…
Summer Jumbo – DURDN

満点取ってもいつまで経っても満たされないのは why why why？冴えない生活にラッキーボーイとか充実感とか無縁の人生 why why why？切りすぎた前髪に眠ったランニングシューズ　読みかけの小説ミスマッチのカーテンも3年目8分咲きの歯ブラシまだ使ってる今日もせっせと働きます起きたらスーパー完全剽軽funny funny起きたらスーパー完全剽軽funny funnyいつからスーパー完全…
Palm – DURDN

剥がれかけのポスター剥がしてパンドラの箱も開けちゃってよ転回禁止　戻れないんだ　方向転換　奇跡の近道運命線を変えて色濃く鮮やかに一本じゃ済まない運命に抗ってくから数字では誰も測れない優劣のレンズはどっかに憂鬱な夜の気配に　ミラーボール回してGood Night パジャマのままで徘徊する街壊れかけのサンダルで走った偶然見つけたドレスコードのない店で心穏やかに過ごしていたけど運命線を変えて色濃…
PRIDE – DURDN

朝焼け　揺れる海　かじかむ指先今だけ2人に聞こえた波の音に耳を澄まして沈黙を堪え自販機の側で急いで飲み干す空き缶片手に逃げるようにボロボロの服　ボロボロの靴口座の貯金も底をついてますけど有り金全部はたいて全部欲しい物は見栄やプライドなんかじゃなく上から下まで鈍感で　でも心はたっぷり勇敢でたまには噛みつく勇気も持ってますいくつになっても正しさを　断然豊かな人生を老後はどっかで静かに暮らそうかな…
Alarm – DURDN

お目覚め　すぐにお目覚め音の鳴る方へ5分刻みのスヌーズと夢の中ではゾンビたちと格闘中並んで　僕ら並んで　優雅にパンケーキを頬張って全部が夢の話ですがフィクション　フィクションフィクション　フィクション一瞬で起こしてみましょうか一瞬で足音立てず一瞬で起こしてみましょうか重いまぶた擦りながらいつまでも眠っていたい崖から落ちそう　出てくるご馳走急なピエロも秘密の迷路なんかやっちゃう夢占い見かけな…
Spaceship – DURDN

飛び乗るグローブジャングル　小さな宇宙飛行士はお手製の光るインビテーションを　いつかは太陽までひとっ飛び　皆乗せて　小3だっけ？叶わないことを知りました昼下がりの夢　シワのついたTシャツを青にかざして覗いた　両手で伸ばすように砕け散った物を持って駆け上がった3階まで眩しかった　特に今日は嘘みたいに晴れたままでタイムスリップ出来ない宇宙人にも会えないしUFO乗れない変身ベルトはいつも飾りのまま…