軒先に置いた牛乳箱
百円バスの強い暖房
失くさないようにと握りしめた
切符の数字を確かめた
コンビニの横のコインランドリー
あったかいふとんみたいな匂い
すれ違った中学生は立ち漕ぎで
坂を登っていく
君と過ごした毎日が
次から次へと浮かぶのは
変わらない町並みのせいか
それとも もう会えないからか
桜町 僕らなら
いつまでも一緒にいられると思ってた
桜町 君の町
夕方五時のサイレンは君にも聞こえているかな
どうして季節は回り道をして
流れるのでしょう
どうしようもなくて
どうにもならない
わからないまま
二両編成 ボックス席は
ひとりで座るには広すぎるな
けど、僕は何処にも行かないから
この町で過ごした時間は
ずっと変わらなく在り続けます
桜町 ふたりの町
畦道の向こうに踏切が見えるよ
もし君が疲れたら
色褪せる前の思い出に
身を委ねてもいいんだよ
桜町…
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