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ヒーロースーツ – back number

戦隊モノだったら僕は何だろう
まず赤じゃないし んー 焦げ茶とかか
そもそも味方側は人気だし
怪人も倍率高そう

戦闘員からのし上がる事は
可能ですか 監督

このまま誰にも見つけてもらえなかったら
ダダダン ディディディン ドゥドゥドゥン
デデ どどどうしよう
僕だってあそこのヒロイン抱きよせて
変形するロボット乗り回したい

どさくさに紛れて主人公倒して
ラララン リリリン ルルルン
レレ どこまで行こう
奪ったスーツなんていらないさ
首の伸びたTシャツとデニムで蹴散らすぜ

実際戦うなら武器は何だろう
刀は危ないし んー 銃も怖い
素手で殴ればきっと手が痛い
他のものを探そう

話し合いで解決するってのは
いかがですか 監督

このまま誰にも信じてもらえなかったら
ダダダン ディディディン ドゥドゥドゥン
デデ どどどうしよう
僕だって白い髭の博士のアジトで
個性的な仲間とてんやわんやしたい

どさくさに紛れて黒幕倒して
ラララン リリリン ルルルン
レレ どこまで行こう
気の利いた主題歌はいらないさ
胸の中にある言葉と音色そのままで

なんにもない ただの男が
君を救う事もあるさ

ありふれた時間が 僕をありふれた人に
それが良いのか悪いのか分からないけど
普通の心と身体ひとつ
その全部でたたかわせて

このまま誰にも愛してもらえなかったら
ダダダン ディディディン ドゥドゥドゥン
デデ どどどうしよう
僕だって適度な勇気とアイデアで
君を襲う悲しみを真っ二つにしたい

物陰に隠れてないで
大事なもの離さないでいつか
誰かじゃなく自分になるから
豪華なスーツなんていらないさ
首の伸びたTシャツとデニムで蹴散らすぜ

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