Absolute area

introduction – Absolute area

こんなちっぽけな生き甲斐
きっと誰にも望まれていない
「まぁその方が不自由なく
居れるからそれでいいや」

いつも通りの夕暮れ
部屋に射し込む揺れる影
子供たちの笑い声 夕方のチャイム
どうしようもない程の不安に襲われる

誰に愛されたいのか
どんな人になるべきなのか
もうわからなくてただがむしゃらに
自分の価値を闇雲に求めて 捨てて

あの日ずっと夢見てた憧れには
どれだけまっすぐ手を伸ばしてもきっと
届きはしないことわかっちゃいるけど
それでも追いかけていたい
選んできたこの道の正しさすら
僕はまだわからないけど
小手先の世界をまた少しずつ変えてゆけたら

僕はいつもこうして
近くにある幸せには
うまくフォーカスが合わずに
踏み潰して歩いている

気をつけてはいるけど
もう繰り返したくはないけど
今立ってる場所にもうすでに
満足できてない自分がいる

そうやって踏み出した足の数だけ
失った物はただ増えていった
何かを犠牲にして選んだ道の上
咲いていた綺麗な花
知らぬ間に踏みつぶした愛の数だけ
少しずつ麻痺していく
心はもういつか取り戻せなくなってしまうのかな

いろんな言葉や意味を知ってきたけど
分からない事が今日も増えていった
感情に身を任せ 間違いを繰り返す
僕は小さな価値を求めて

あの日からずっと探してた答えには
どれだけまっすぐ手を伸ばしてもきっと
触れはしないことわかっちゃいるけど
それでも追いかけていたい
まるで真似事みたいな生き方でも
誰かが僕を笑っても
小手先で世界をまた少しずつ変えてゆけたら

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