Absolute area

遠い春の夢 – Absolute area

わかってるよそんなこと
誰も時間の針は止められない
だけどさ お願いだ
これ以上何も奪わないでくれ

愛しさも切なさも
喜びも悲しみも痛みも
気付けばあの頃より
僕は鈍感になってしまったから

これを強さと呼ぶなら
僕は弱虫のままでいい
大事なものが増えるほど
複雑に交差するこの道の上

きらめいた未来と引き換えに
僕は何を差し出せるのだろう
あと何度涙を零せば
その天秤は釣り合うだろう
もう一度君に会いたいよ
もう一度声を聞かせてよ
涙で滲んだ夜空に誓った
遠い春の夢

日々生まれ変わっていく
見慣れた街も僕ら人間も
だけどさわかってるよ
僕だってあの頃と違うから

君と日が暮れるまで
話した公園のベンチから見える空の
大きさは変わらない
きっと変わらないんだ

きらめいた未来に向けていま
その汽車は走れているのかな
あと何度涙を流せば
幸せは訪れるのだろう
ねぇ誰か僕を見ていてよ
誰も僕を見向きもしないよ
涙で滲んだ夕空に描いた
遠い春の夢

正解も間違いも
ましてゴールすらありはしないや
いつか描いた理想郷
どこまで行けば辿り着けるんだ

きらめいた未来と引き換えに
僕はいくつ差し出せたのだろう
あと何度涙を零せば
その傷跡は癒えるのだろう
もう一度君に会いたいよ
もう一度声を聞かせてよ
涙で滲んだ夜空に誓った
青い春の夢

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