鯨木

  • ざしきわらし – 鯨木

    ねえ、軒先に一輪の花が咲いたほったらかしてこのままずっとここにいよう ここはとっても温く良いところあたしの方がマシじゃない?直滑降 いたちごっこ這ってる蚯蚓みたい ここはとっても酷く良いところあたしの方がマシじゃない?真っ黒 クローゼットまだ眠ってよう 悩ましいこの六畳一間それでも腹は減るんだから知ってることだけ知りましょう無になろうよ(ああ、無になろう) あなたの幸せはどうせ無いんだから もうい…

  • 身 – 鯨木

    ちょーひん弱な、団地のあいつプレステ目当てにやってくるおれにだけちょっと強気なあいつシガチョコをくわえてる なんでもない夏休み最後の日ふたり分のはずのシガチョコをおれの分までほおばってもうがまんのげんかいだ! “セーブがおわるまでメモリカードをぬかないでください!” げんこつかまして追い出してあいつは泣き泣き飛び出したぐしゃぐしゃな顔はいい気味なんだけどさ そのとき不意にトラックがやってきて… あ…

  • 赦して – 鯨木

    まぁ この厚化粧恥ずかしい子供でしょうねそのまんまでいい神様はそう言ってくれたから幸せ 分け合う半分こ人間の何分の一が善人で私はどっち 正しく生きるだとかあなた方どなた様地獄に落ちるだとかそれもどうでもいいや ねぇママ ごめんね繋いだ手離しちゃってでもね 幸せになりたくなっちゃった なんで笑ってくれないのなんでかまってくれないの懺悔 反省ただあなたは愚かでしたそう気付いたから今日もまた祈ります赦し…

  • T+ 1000 – 鯨木

    天球の殻破る 健康な赤子よ今は何が眩しい何が悲しい かぐやの後追い老いていけない あの星の返事は四十二何様の言ったとおり灰の海の月兎にやっとこその喃語のアンサーを検算願うよ ねんねよ見てはいけない 来てはいけないラララララバイ おころりよ君は見ていない 何も見ていないいないいないよ、ララバイ 全部ホントにしてもホントにしてもいない いないいないの、ララバイ 嗚呼 全Qまだ殻ん中精巧な夜泣きはもうイ…

  • PLEASE ME. – 鯨木

    プリーズミーあなたのそのままの言葉をおくれプリーズミー突き動かしてみてよ僕の胸プリーズミープリーズミープリーズミー迸る血の味世は迷子 ただ満たされたらそれは一時の罠また美化されたらそのままでいたらその時はあなたのその瞳に焼き付けさせてよ 追いつかずゆらり揺らいだ心は奥手傍にあるのは空虚な隙間喰らい狂い銀の匙は思いつかない辿りつかないまま置いていかないでくれよ プリーズミーあなたのそのままの言葉をお…

  • ダーケスト – 鯨木

    無くした影を追っていたタマネギを模していた扉ふらふら彷徨っていたもう戻れやしないと繰り返す それは それはわたしの中にいたほら、おなかがすいたのでしょう 暗闇で満たしておしまいきみは、はじめからどこにもいないとわかっていたここに来たのも何回目夢から覚めた夢を見ていたのさゆらゆらゆらり夢か現か混ざり合ってわかんなくなるところで、わたしはいつから何のためにここまで:null 目眩く未来は足跡はないな字…

  • デマラヴァ – 鯨木

    『誰を信じたい? 何を信じたい?』揺らぐ心・技・体まさに小宇宙 私もう夢中日増しにアパり 感化される運命 『ゆとり無い 夢も無いまま恥晒し勝ち目ない 価値もないと根無し草に無色透明 純粋な君に幸福で、超福で、眼福で、完璧な存在のこの僕が居場所を授けましょう。』 仰げば尊し! 雁字搦め 雁字搦めの夜だからあなたの思想に釘付けで動けないの肝心かなめ 肝心かなめの策も持たずサイコな思考と 高鳴った胸のま…

  • SICKS…? – 鯨木

    バラバラになっている?あなた、遠巻きから見つめてる僕らはきっと救われるだから、どうか、僕に、触れて。 ただ愛しているけど足りない足りないのその全てがさもしいさもしいのそれでも愛しているけど苦しい苦しいのその全てが虚しい虚しいの ただ、あなたは冷たくてどうやったって返事なくて途方に暮れている悲しくなったって、声出なくて通じなくてそれでもあなたを愛してる 悲しんでくれている?あなた、強がっても泣いてい…

  • スイムリープ – 鯨木

    水面に揺れて足跡を描く 描く夢中滑り落ちた選択 それは波に抗う心の傷で過去に戻れる針を戻せる I really thought about you.I need to turn back the tide and what…変わらぬ景色を見る 水底を走れスイマー泡に見たこの気持ちは時に褪せない 何回でも筆を取っても完成はしないあなただけが息を注ぐ縁となる 景色が揺れて潮騒が経つ断つ時空繰り返し弾く…

  • ワンダープロローグ – 鯨木

    充電が満タンの朝を迎えて世界に触れる特別な日でもないのにさ超理論で未知の非日常 あくせくと通過したうつろが僕らの背中を這ってる今日だって振り切ってここにいるんだよ 渇いた秒針の泳いだ憂鬱の束ねた人生の端から聞こえた「おはよう」 また新しい世界にはじめまして!眠気が好物のモンスターも乗りこなして何色の景色が僕らの全視界を燻らせるんだろうハローハローハロー僕らは歩き始めてる僕らは歩み始めてる いつだっ…

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