香川裕光

忘れ物 – 香川裕光

また味気ない 朝食を 咀嚼して 飲みこむ

君の匂いによく似ている
あの花の名を まだ覚えてる

Lonely days どんなに 美しい朝焼けも
君がいないなら 僕はいらない
Lonely days こんなに捨てられないモノばかり
残さないでよ 忘れないでよ

部屋の片隅で逆さまにぶら下げられ
身動きもできず少しずつ乾いて褪せてく
枯れながら 萎れながら
深く染まってゆく花びら
いつまでも 咲き続ける

君の口癖 聞こえた気がした 街の音に 胸が軋む

Lonely days どんなに 冷たい夜の風も
君さえいれば 越えてゆけた

あとどれくらい 途方もない
この道を歩めばいいのだろう
そっちはどうだい 君のことだから
何にも心配などしてないけど

捨てられないから 隠しておこう
僕さえ知らない心の隙間に

Lonely days どんなに 美しい朝焼けも
君がいないなら 僕はいらない
Lonely days こんなに捨てられないモノばかり
残さないでよ 忘れないでよ
Lonely days Goodbye days
どうか君のもとには
優しい朝が訪れますように

愛した日々を忘れないでよ

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