金延幸子

み空 – 金延幸子

鳩の飛び立つ中を 犬がかけてゆく
空は どこまでも 青い空
私の腕が 大空にとどいたのは その時
流れる雲に抱かれ 魔法の海へ

太陽は やわらかい 絹に腰をおろし
舞い踊る妖精を じっと見ていた

トゥル ル ル……

空は どこまでも 青い空
私の肩に 鳩が一羽 足跡を残す
緑色の神々が 帆を上げて 船出する
私もつれてっておくれ 緑の楽園へ

トゥル ル ル……

空 み空
空 み空

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道行き – 金延幸子

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