野村美菜
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哀愁埠頭 – 野村美菜
埠頭の風に あおられて涙なんかは 飛んで行けあんたの背中 見送る場所はここしかないと 決めてたの男はどうして 夢を追う女は恋に 死ねるのにごめんよ、なんて かっこつけないであんたなんか あんたなんか…あぁ 忘れるわ 夜通しふたり ブリッジのにじむ灯りを 見つめてたあんたが話す 明日(あした)の夢を一緒に私 見ていたのかすかに聞こえる 波の音泣いてるみたい さよならといつものように 海を見ていてよあ…
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ブルース色の雨が降る – 野村美菜
ヒールの音も 濡れている寒い停車場 二十二時ブルース色の 雨が降る肩に背中に この胸にあきらめたのに 振り向くのあなたが来そうで 振り向くのLonely Night Lonely Night愛にはぐれた 女です 明日はどこか 港駅どうか私を 追わないでブルース色の 雨の中北へ北へと 汽車に乗る夢見ていたの 愛したのちいさな幸せ 欲しかったLonely Night Lonely Night愛にはぐれ…
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湯布院ワルツ – 野村美菜
恋の終わりを 告げるよな鴬(うぐいす)哀し いで湯町これが最後の ふたりの旅路春もさかりの 湯布院に灯るさびしい 灯るさびしい宿あかり 水に浮かんだ 花筏(はないかだ)紅く染めゆく 金鱗湖(きんりんこ)日暮れ街道 遥かな由布岳(やま)よこころ寄り添う 湯布院は辻馬車(ばしゃ)に揺られる 辻馬車(ばしゃ)に揺られるふたり道 いくら燃えても すがってもわかれ涙の 夜が明ける今日はいらない 明日が欲しい…
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天文館の夜 – 野村美菜
愛しいあなたの 面影がグラスのお酒に また浮かぶ雨に滲んだ 天文館に明日をなくした 女がひとりポツリ止まり木 夢に酔う 遠くに霞んだ 桜島抱かれたあの日の 夢あかり星が降るよな 天文館でいつかおまえを 迎えに来ると小指差し出し 言ったひと 港の霧笛が 胸を刺す錦江湾から 船が行く月も哀しい 天文館に追ってゆけない 女がひとり待って見送る 春いくつ 人気の新着歌詞 美菜の平泉音頭 – 野…
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長崎の夜はむらさき – 野村美菜
雨にしめった 讃美歌のうたが流れる 浦上川(うらかみがわ)よ忘れたいのに 忘れたいのにおもいださせる ことばかりああ 長崎 長崎の 夜はむらさき 誰かあなたを 見たと言う噂話が 泣かせる波止場おもいこがれて おもいこがれて待てばやせます ひがみますああ 長崎 長崎の 夜はなみだ 霧にうるんだ 眼鏡橋(めがねばし)そっとのぞけば あなたが見えるそんな気がして そんな気がしてひとり渡れば 胸いたむああ…
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島のブルース – 野村美菜
奄美なちかしや 蘇鉄(そてつ)のかげで泣けばゆれます サネン花ョながい黒髪 島むすめ島むすめョ 愛人(かな)はいまごろ 起きてか寝てか淋しがらせる 浜千鳥ョ南風(はえ)のふく夜は ねむられぬねむられぬョ 夏のおどりは 七日と七夜みんな知り候(しょ)る 月の夜ョ名瀬の港の 船がでる船がでるョ 着せてみせたい 大島つむぎわすれられない あのひとにョなさけひとすじ 島むすめ島むすめョ 人気の新着歌詞 美…
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島人ぬ宝 – 野村美菜
僕が生まれたこの島の空を僕はどれくらい知っているんだろう輝く星も 流れる雲も名前を聞かれてもわからないでも誰より 誰よりも知っている悲しい時も 嬉しい時も何度も見上げていたこの空を教科書に書いてある事だけじゃわからない大切な物がきっとここにあるはずさそれが島人ぬ宝 僕がうまれたこの島の海を僕はどれくらい知ってるんだろう汚れてくサンゴも 減って行く魚もどうしたらいいのかわからないでも誰より 誰よりも…
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京都から博多まで – 野村美菜
肩につめたい 小雨が重い思いきれない 未練が重い鐘が鳴る鳴る 哀れむように馬鹿な女と云うように京都から博多まで あなたを追って西へ流れて行く女 二度も三度も 恋したあげくやはりあなたと 心にきめた汽車が行く行く 瀬戸内ぞいに沈む気持をふり捨てて京都から博多まで あなたを追って恋をたずねて行く女 京都育ちが 博多になれて可愛いなまりも いつしか消えたひとりしみじみ 不幸を感じついてないわと云いながら…
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唐津のおんな – 野村美菜
涙でしょうか… そぼ降る雨は虹の松原 こころも濡れるねぇ あなた…行かないで 行かないで追えば逃げてく いとしい背中肥前唐津は 別れのみなと 未練でしょうか… 女のこころ滝の流れも 細くせつないねぇ あなた…抱きしめて 抱きしめてくんち宵卑山(よいやま) ひとりの今宵肥前唐津は 夜明けが遠い 逢えるでしょうか… 祈りを胸に待てど帰らぬ 連絡船(ふね)が恋しいねぇ あなた…淋しいの 淋しいの浮かぶ三…
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火の国の女 – 野村美菜
肥後は火の国よ 恋の国燃える中岳(なかだけ)よ 胸こがす一つしかないこの命くれというならくれてやる熱か 熱か こころもからだも 熱か惚れた女(おなご)を抱きたけりゃ火傷(やけど)かくごで 抱かんとね 抱かんとね 肥後は湯の里よ 滾(たぎ)る国菊地 地獄谷 血がさわぐたとえ地の底 針の山来いというならついてゆく熱か 熱か 情念(おもい)も涙も 熱か恋は一生 ただひとりそれでよかなら 抱かんとね 抱か…