超飛行少年

  • エクスキューズ – 超飛行少年

    飲み込んで吐き出して言葉は宙に舞う行きかう人の波は変わりなく流れていった 幼いとき想像していた場所はここだったのか窓に映る自分が遠く見えた 数え切れない日々と今日の意味をどうにか比べようとした後悔は無い 何度繰り返した時間でも置き忘れた声も遠い記憶も全部これで良いと思った変わる事は無い 選ぶ答えはあの日のまま 疑って信じ合って目には見えないままで絆は欲望よりも強いものだろうか覚悟も戸惑いさえも消え…

  • 透明アバンチュール – 超飛行少年

    ジリジリ迫る 未来の海賊船飛沫の羽根で 静寂を連れ去った 選ばれし者 基準なんて有るようで無い選ばれないなら 自分から選べばいい 陽が暮れたら忍び込んで 夜明け前に飛び出すのさ 遥か遠くへ 僕らを乗せて羽根を広げ 夜空を越えて何千光年先も 未来の君とそんな夢を ただ見ていたいだけさ グルグル廻る 未来の方位磁針風向きを読んで 空は西高東低 僅かに光った 面舵精一杯自分にしか見えない ただ一つ 黄金…

  • 心の鳴る方へ – 超飛行少年

    何気ない風に今日の匂いを感じながらそっと耳をすまそう その胸の真ん中に 楽観的な性格も仇になれば鈍感だけどきっと同じ自分さ受け入れて ありのままに 理想像ばかりじゃ疲れてしまうから ありふれた現実を歩いてる 青い空 雲に乗って 風が吹いて 流されて辿り着いたその場所を夢見てる僕ら大切な人に会って 笑い合って 時に泣いて生きてるってそれだけでいいのに 溜め息じゃ何も変わらない世の中さ割り切れない矛盾…

  • 水彩リトルスペクトル – 超飛行少年

    雨上がりの虹を待ってる 少年に出会ったんだ傘もささずに水遊び 七つの絵の具を混ぜていた 空を見て ちょっと不安そうに聞くんだ「止まない雨なんてないんでしょ?」 七色に描いた 世界の輪郭が太陽を背に今でも僕らを照らしてくれてるって そんな気がしたんだ 午後になって雨上がって 少年は消えていた残された水溜まり 虹色に光って眩しかった 照らされた アスファルトの匂い思い出した 君と歩いた日々を あれから…

  • 4スネア – 超飛行少年

    肝心なニュースが今日も暖味なニュアンスで流れてる問題に気づいたフリして 深刻に思ったフリしてる 通勤の地下鉄 慣れた階段を駆け下りる上々な日々も何か足りないんだ 渇いたオアシスで世界は息をしてんだ明るい未来像に汚されてもがいてんだわずかに残された 隙間に差し込んだ光僕らは生かされてる 肝心なニュースが今日も曖昧なニュアンスで流れてる伝言ゲームみたいなんだ 真実は歪んで辿り着く 単純な答えが欲しいん…

  • 陽が昇る前に – 超飛行少年

    大そうな荷物抱えて何処に行った帰ってきておくれよ僕のオリジナルスタイル不自由な想いばかりさせてすまなかったもう少しでお前の居場所取り戻してやるからさ 良い人止まりじゃ 多分もうこれ以上上手に笑えないねって笑った 身に覚えのない荷物だけ 背負わされてるような気がして何処かに置いてこうとしても切ないのは何故幸せになれそうなものはあれもこれも全部手にして少し抱えきれなくなった 大丈夫 それだけのこと 無…

  • ニッケルガン – 超飛行少年

    所詮小さい事この傷なんて積み重ねた日々がそう思わせるんだ自分にしか見えないイメージが此処に在って置き去りにはならないようにスニーカー削っていく ひ弱なプライドまた衝動に変えて終わらないレースしてんだ今日も 僕の限界なんて誰が知る 障害なんて何処にあるこの瞬間に精一杯の理想を解き放つよ想像通りの数だけ予想外だって当たり前こんなにも確かな可能性 理想幻想でも代わり映えしない無邪気なふりしては今日を擦り…

  • 金木犀 – 超飛行少年

    怖いほどにうまくいってる毎日と本当のような嘘で繋いでいく日々 意気地なしと呼ばれてた方がよっぽど上手く立ち回ってこれた気がするよ 口にすれば少し楽になれるのか答えなんて知らない方がいい 世界が一つになるようなそれはとても気の遠くなるようなお話せめて僕らが手を繋ぐそこまで難しい事じゃない気がするんだよ 何も出来ずここでうずくまってても夕陽がまた僕を追い越して行くよ ありがとうも言えずはぐれた人もいた…

  • マイネイチャー – 超飛行少年

    手にしたいものを失ってこれでいいって気がした知り尽くした筈の世界は鮮やかで眩し過ぎるよ照りつける太陽を全部コンクリートが跳ね返して光が目蓋を通り抜けてく 感情次第の期待以上な自分が欲しいよ明日んなって起死回生 夢見るようにそう言った僕は僕を越えたくて根拠なんてない自信を唄ってる 転んで怪我してうつむいて傷口ばっか見てたっけあれだけ嫌だった時間も今じゃ笑って話せるよ二酸化炭素吐き出して同じ台詞を口に…

  • 通り雨 – 超飛行少年

    何一つ手に入らなくていい過ぎてゆく時よ戻ってくれ突き刺さる夢のようなこの現実があって何を知る事が出来るのだろう どうしようもない感情は今ここに置いてくよ握った手に感じるあの日の熱望正解なんて無いとして信じたままで居たいんだよ君がくれた言葉抱えて明日へ手を伸ばそう 「そう思うなら、そうすればいい」人の波の中でそう言った通り過ぎるこの街の雑踏引き裂いて確かに在る 僕らしさを叫ぼう どうしようもない感情…

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