謝鳴

  • Tokyoに傷ついて – 謝鳴

    この都会(まち)の夜空に 昔は星屑(ほし)が降っていた子供たちは背のびして 目指す夢があったのに人はいつからマッチ箱の 小さな暮しを選んで心の自由を 閉じ込めたのですかTokyoに傷ついて 故郷が恋しくてこの寂しさはあしたの 何処から来るのTokyoに傷ついて 想い出に逢いたくて愛する人がいまは 隣りにいても… テレビから今夜も 悲しいニュース流れてる他人ごとの話でも 少し胸が痛むけど人はいつから…

  • 夏にありがとう – 謝鳴

    昨日髪を切りました肩まで伸びた髪だったけれど友達は失恋でもしたんでしょうって私 何も答えなかったあの夏の想い出も海の夕陽も焼けた砂に書いたネームも遠くの船を見て泣いたことも今日からみんな忘れよう 昨日髪を切りました栗色の長い髪だったけれどあなたの長い髪に合わせてあの日から伸ばしたものなのあの人がくれた白い指輪テーブルの上に置いて小さな恋も終わったのですそうさみんな忘れよう あの夏の想い出も海の夕陽…

  • 西風のアデュー – 謝鳴

    夏は移り気 気がつけばもう素足を洗う 彼の冷たさ恋の終りは そっと忍び寄るのねあなたの瞳は 遠くを見てる避暑地の出来事 戯れと知っててもいつしか女は 深みにはまるのアデュー せめてさよならはアデュー 私から言わせてよ愚かな女に 西風が吹く 夏は短い 人影もなくカモメが一羽 波に漂う恋の傷なら ほんのかすり傷なのお互い遊びと わかっていたわ避暑地の出来事 強がりを言ってても涙がにじむわ 夕陽がまぶし…

  • こころの歌 – 謝鳴

    愛の花 静かに咲いてるうたた寝のあなたはあの青春(ころ)を夢に見る 若い頃は 姿美しくみんなの憧れでしたねいまは皺だらけの あなたでも僕はずっと 愛してる 風運ぶ あなたの 便りは 切なく風に乗せ 届けたいこころの歌を 時は過ぎ 星空の彼方に独りの 淋しげなあなたの 面影 花は散って 人は去っても愛の花は 今やっと僕のこころの中で静かにその花を 咲かせてる 風運ぶ あなたの 便りは 切なく風に乗せ…

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