藤井香愛

夢告鳥 – 藤井香愛

だけど気付いたの 愛の正体は
あなたの願い 従うことだと
小さな指輪と優しい言葉で
鳥カゴに閉じ込める 私の涙さえ

可愛いだけが取り柄と思わせた
そっとその腕(て)に抱きしめるたび

私じゃないでしょ そばにいる人が
私じゃなくてもいいのなら
夢見る気持ちをめじるしに
飛んで行かせて 空の彼方へ

そしてわかったの 甘い言い訳で
未来を見る瞳(め) ふさがれてただけ
孤独は恐いと愚かに信じて
いつのまに忘れてた 傷つく自由さえ

そよぐ風が 静かに呼びかける
自分らしさを取り戻すのよ

あなたじゃないでしょ 愛をくれるのが
あなたじゃなくても平気だわ
夢見る力をためしたい
好きにさせてよ これから先は

本心(こころ)隠し 窓辺で歌ってた
羽根をもがれて哭(な)く鳥のように

私じゃないでしょ そばにいる人が
私じゃなくてもいいのなら
夢見る気持ちをめじるしに
飛んで行かせて 空の彼方へ

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東京ルージュ – 藤井香愛

あなたがシャワー浴びる音 これで何度目かしら素肌あわせてると 愛がこわいけど堕ちて行け この世に帰れなくてもいいそれが二人の しあわせなら東京ルージュ 口紅させ

モナリザ~微笑みをください~ – 藤井香愛

モナリザ モナリザ その微笑みをくださいモナリザ モナリザ 凍りついた心にプロポーズ受ける 覚悟決めていた崩れた積み木が どうしてまぶしいのah~ 愛を売るお店

TOKYO迷子 – 藤井香愛

夜のしじまを すり抜けて逢(あ)いにゆきたい 今すぐに窓にもたれて 見下ろす街に恋しさだけが 行(ゆ)き惑(まど)う好きよ 好きよ くるおしくその胸に おぼれた

東京マスカレード – 藤井香愛

傷ついて 泣かされていまもまだ 好きよばかね 本気で愛してるまやかしの街に 灯りが揺れて誰もがみんな しあわせに見えるあてもなく 夜の中をさまよえば 涙がにじむ

その気もないくせに – 藤井香愛

一口ずつ飲みましょう 代わる代わる水割りを涙も度が過ぎれば 目障りだと知らされた今夜でお別れね せめてもせめても後ろから抱いてと言えば ふしだらな女ときっと思わ

シャボン玉 – 藤井香愛

泣けば淋しい 強がればつらい別れても離れても鎖が解けないきれいな嘘がキラキラと知らん顔して街を流れるあの日飛ばしたシャボン玉空の向こう迷い子恋なんてキライ 夜な

鳴かない鳥 – 藤井香愛

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名残りの恋 – 藤井香愛

電車を乗り継いで一人でなぜか来てみたの肩を寄せあうようにあなたと暮らした街に改札抜けたとき優しく頬を撫でてゆく春の風に心少しだけ揺れたあゝ遠くにじむ思い出たちよ

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