若山かずさ
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ひとり寝 – 若山かずさ
あなたと別れた あの日から夜中にいつでも 目が覚める寝返り打てば 切なくてうなじの後れ毛 乱れますあなたに逢いたい逢いたい 逢いたい 逢いたいもう一度女のひとり寝 夜がふける ぽっかり浮かんだ 満月に不吉な予感が したけれど青ざめながら 声もなく別れの言葉を きいた夜あなたに逢いたい逢いたい 逢いたい 逢いたいもう一度枕に涙の 夢のあと あなたの匂いの しみついた素肌がなおさら 哀しくて眠れぬまま…
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私きれいでしょ – 若山かずさ
障子をしめれば せせらぎも流れをとめて 夜が往く誰にもなんにも 邪魔されず二人になれた 鴨川の宿きれいでしょ 私ほんとに きれいでしょ笑わないでね 浮かれてるのようれしはずかし きれいでしょ 望みはしません あれやこれ一緒にいれば それでいい水面に浮かぶ 花いかだ焦がれて燃えて 流れてゆくのきれいでしょ 私ほんとに きれいでしょ私ひとりを みつめていてねうれしはずかし きれいでしょ お目覚めですか…
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おひまなら来てね (2024 ver.) – 若山かずさ
おひまなら来てよネ 私淋しいの知らない 意地悪本当に一人よ 一人で待ってんの酒場の花でも 浮気なんかいやよ来てね来てね 本当に来てよネ おひまらな来てよネ 私せつないの知らない 意地悪女は惚れたら 何にもいらないの私の負けなの みんなあんたに上げる来てね来てね 本当に来てよネ おひまなら来てよネ 私淋しいの知らない 意地悪電話じゃ言えない 大事な話なの死ぬほど好きなの これが本当の恋よ来てね来てね…
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悲しみの河は何処へ – 若山かずさ
抱かれることは 美しいこと心も身体も 溶けてしまえばあなたの彩(いろ)に 染まった夢もふたつに離れる 夜明けになれば悲しみの河は 流れ 流れて 辿り着くの何処へ 何処へ 何処へ綺麗なわたし いつまでですかあなたの心 見えないままに ため息ひとつ 桃色になる今度の逢う日は 三日月の宵あなたの約束(ことば) あしたになれば鏡のむこうで 涙になるのに悲しみの河は 流れ 流れて 辿り着くの何処へ 何処へ …
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愛はひとすじ – 若山かずさ
広い世間を ふたりでせばめておちてゆくのも 恋のさだめゆえいいのあなた かまわないつなぐこの手が あるかぎり生きてゆけます 愛ひとすじに 風の音にも おびえてすがれば闇に寄りそい そっと背を撫でるいいのあなた 望むならたとえ地の果て ながれてもついてゆきます 愛ひとすじに 北へさすらう ふたりの旅路はむすぶ夢さえ いつか雪になるいいのあなた 信じます春がめぐって 来る日まで耐えてあなたと 愛ひとす…
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木更津みれん – 若山かずさ
港 桟橋 出てゆく船は汽笛を残して 行くものを今夜は泣いても いいですかあなた優しい ひと言をせめて私に 置いてって…月もおぼろの…(ヤッサイモッサイ…)木更津みれん いつも 男は 薄情かもめ死ぬまで一緒と 抱いたのに今夜は酔っても いいですか港まつりの あの夜の花火みたいに 散った恋…涙ほろ酔い…(ヤッサイモッサイ…)木更津みれん 夜霧 大橋 酒場の灯り最後のおちょこに 酌(つ)ぐお酒今夜は甘え…
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旅先からの手紙です – 若山かずさ
愛は好きなひとへ 辿り着くためにはるか遠い途をさ迷うわ雨が窓打ちつける 冬の駅忘れたいのと 離れていてもあなた あなた あなた 恋しい募る切なさで 言葉が乱れる旅先からの あなたへ送る 手紙です 時計の針はいつも 別離を刻んではるか長い時間をさ迷うわ風が胸締めつける 冬の街わたし一人で 生きてゆけないあなた あなた あなた 逢いたい募る愛しさで 涙あふれる旅先からの あなたへ送る 手紙です 巡る季…
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長月の宿 – 若山かずさ
思い出たどれば 悲しいだけと分かっていても もう一度あなたに抱かれた この部屋で今日も聞いてる 虫時雨…ひとり手酌の 未練酒です未練酒です 長月の宿 あの日が最後の 逢瀬だなんて会えなくなって 知りましたあなたと渡った 赤い橋添えぬ仲でも よかったの…忘れられずに 未練旅です未練旅です 長月の宿 茜に染まった 夜明けの空を山鳥さえも 二羽でゆくあなたは今では 遠いひとなんでぐずるか 残り火よ…朝の…
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男の花 – 若山かずさ
蕾硬けりゃ 硬いほど冬はながけりゃ ながいほど春は奇麗な 花になる雨風嵐に 耐えて咲く人生桜 男の花さ あっちこっちに ぶつかって泣いた悔しさ ふえるほど人の痛みも 沁みてくるそれが男を 華にする優しく強い 男の花さ 夢は男の 道しるべ馬鹿と言われりゃ どこまでも馬鹿を通して 生きてやる男は背中で 語りゃいい咲かせてみせる 男の花を 人気の新着歌詞 しのび傘 – 若山かずさ あなたの背…
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居酒屋「かずさ」 – 若山かずさ
みなと横丁 八丁目角を曲がって 三軒目 小さな 小さな 店だけど夢を売ります お客さん 大きな夢から 小さな夢まで居酒屋「かずさ」 待ってます 赤い暖簾が 目印で椅子は丸椅子 七つだけ小さな 小さな 店だけど涙買います お客さん嬉しい涙も 悲しい涙も灯りをつけて 待ってます 女将ひとりの 安酒場酒の肴は もつ煮込み小さな 小さな 店だけど癒し心は 日本一心の洗濯 心の繕い居酒屋「かずさ」 待ってま…