若山かずさ
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悲しみの河は何処へ – 若山かずさ
抱かれることは 美しいこと心も身体も 溶けてしまえばあなたの彩(いろ)に 染まった夢もふたつに離れる 夜明けになれば悲しみの河は 流れ 流れて 辿り着くの何処へ 何処へ 何処へ綺麗なわたし いつまでですかあなたの心 見えないままに ため息ひとつ 桃色になる今度の逢う日は 三日月の宵あなたの約束(ことば) あしたになれば鏡のむこうで 涙になるのに悲しみの河は 流れ 流れて 辿り着くの何処へ 何処へ …
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愛はひとすじ – 若山かずさ
広い世間を ふたりでせばめておちてゆくのも 恋のさだめゆえいいのあなた かまわないつなぐこの手が あるかぎり生きてゆけます 愛ひとすじに 風の音にも おびえてすがれば闇に寄りそい そっと背を撫でるいいのあなた 望むならたとえ地の果て ながれてもついてゆきます 愛ひとすじに 北へさすらう ふたりの旅路はむすぶ夢さえ いつか雪になるいいのあなた 信じます春がめぐって 来る日まで耐えてあなたと 愛ひとす…
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木更津みれん – 若山かずさ
港 桟橋 出てゆく船は汽笛を残して 行くものを今夜は泣いても いいですかあなた優しい ひと言をせめて私に 置いてって…月もおぼろの…(ヤッサイモッサイ…)木更津みれん いつも 男は 薄情かもめ死ぬまで一緒と 抱いたのに今夜は酔っても いいですか港まつりの あの夜の花火みたいに 散った恋…涙ほろ酔い…(ヤッサイモッサイ…)木更津みれん 夜霧 大橋 酒場の灯り最後のおちょこに 酌(つ)ぐお酒今夜は甘え…
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旅先からの手紙です – 若山かずさ
愛は好きなひとへ 辿り着くためにはるか遠い途をさ迷うわ雨が窓打ちつける 冬の駅忘れたいのと 離れていてもあなた あなた あなた 恋しい募る切なさで 言葉が乱れる旅先からの あなたへ送る 手紙です 時計の針はいつも 別離を刻んではるか長い時間をさ迷うわ風が胸締めつける 冬の街わたし一人で 生きてゆけないあなた あなた あなた 逢いたい募る愛しさで 涙あふれる旅先からの あなたへ送る 手紙です 巡る季…
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長月の宿 – 若山かずさ
思い出たどれば 悲しいだけと分かっていても もう一度あなたに抱かれた この部屋で今日も聞いてる 虫時雨…ひとり手酌の 未練酒です未練酒です 長月の宿 あの日が最後の 逢瀬だなんて会えなくなって 知りましたあなたと渡った 赤い橋添えぬ仲でも よかったの…忘れられずに 未練旅です未練旅です 長月の宿 茜に染まった 夜明けの空を山鳥さえも 二羽でゆくあなたは今では 遠いひとなんでぐずるか 残り火よ…朝の…
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男の花 – 若山かずさ
蕾硬けりゃ 硬いほど冬はながけりゃ ながいほど春は奇麗な 花になる雨風嵐に 耐えて咲く人生桜 男の花さ あっちこっちに ぶつかって泣いた悔しさ ふえるほど人の痛みも 沁みてくるそれが男を 華にする優しく強い 男の花さ 夢は男の 道しるべ馬鹿と言われりゃ どこまでも馬鹿を通して 生きてやる男は背中で 語りゃいい咲かせてみせる 男の花を 人気の新着歌詞 しのび傘 – 若山かずさ あなたの背…
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居酒屋「かずさ」 – 若山かずさ
みなと横丁 八丁目角を曲がって 三軒目 小さな 小さな 店だけど夢を売ります お客さん 大きな夢から 小さな夢まで居酒屋「かずさ」 待ってます 赤い暖簾が 目印で椅子は丸椅子 七つだけ小さな 小さな 店だけど涙買います お客さん嬉しい涙も 悲しい涙も灯りをつけて 待ってます 女将ひとりの 安酒場酒の肴は もつ煮込み小さな 小さな 店だけど癒し心は 日本一心の洗濯 心の繕い居酒屋「かずさ」 待ってま…
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春の蝉 – 若山かずさ
逢えない歳月(つきひ)の 永さに耐えて痩せてゆくのね 三日月は別れ決めたら 振り向かないで女は明日(あした)へ 旅立つのあなた見えない 心の闇に焦がれ鳴きする… 春の蝉 一緒になろうと あなたの言葉無理と知りつつ 信じてた夜風(かぜ)におびえて 寝返りうてば優しくさしだす 腕まくらふたり過ごした あの日のようにしぼる命の… 春の蝉 淋しさいくつも こらえてゆけばいつか倖せ 見えますか生まれ変わって…
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冬燕 – 若山かずさ
ぷつりと千切(ちぎ)れた 絆の糸の先からしたたる 女の涙過ぎ逝く人の 名前を呼べばこだまを消すよに 雪が降るあいたい あえない 翼も凍(こお)るひとり置き去り 冬燕(ふゆつばめ) ぽきりと手折(たお)った つららの刃(やいば)この胸刺したら 一緒に死ねた月日がたつほど 愛しさつのり指先伸ばせば 闇ばかりあいたい あえない はぐれた命泣いてさ迷う 冬燕(ふゆつばめ) 喜び悲しみ ひとつに束(たば)ね…
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紅型みれん – 若山かずさ
旅で出逢った この恋なのに窓の首里城 涙で濡れる「きっと似合う」と くれた紅型寝息のあなた 顔見れば巻くに巻けない わかれ帯袖を通せば また未練 「傍にいてくれ」 やすらぎ知ったそんなあなたが 私も命夜明け間近に 揺れる紅型帰りたくない 雪の町ふたつにこの身 裂いたなら忘れられるの? この愛を 何も告げずに 障子を開けりゃ何処に行くのと この手を止める離れられない おんな紅型裾のつぼみも 開きます…