羽鳥新ノ介

雨よ恋よ – 羽鳥新ノ介

愛するゆえに 裏切ることは
憎しみあうより
つらいと知った…
淋しがり屋の 男がひとり
恋という名の 季節の花が
あゝ 散り急ぐ
都会(まち)は どしゃ降りの雨
男にも悲しみがある
俺を泣かせるな 雨よ…雨よ

愛することに 終りが来ても
愛したぶんだけ
幸せだった…
うしろ指だけ あと追い駆ける
心がわりじゃ ない筈なのに
あゝ 罪の傷
恋は 旅人だから
あてもない 片道切符
俺を泣かせるな 恋よ…恋よ

あゝ またひとり
都会(まち)は どしゃ降りの雨
男にも悲しみがある
俺を泣かせるな 雨よ…恋よ

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