風よ運べ 懐かしき笛の音-ね-を
かの日の心 呼び起こすやうに
泣いて 笑って 怒って また笑い合い
無邪気なままで 重ねた刻の葉
幼き夢よ
大事に思う故
(何時からか)
少しずつ 掛け違え
(気づけば)
幾星霜
忘れていた想ひ
解き放て さあ拳を交えよう
容赦
遠慮
全て打ち捨て
真っ直ぐに貫く我が信念は
威風堂々 曙光-しょこう-となり――
過去を未来を 現在-いま-を照らして
新たな夢路 綴りゆく
胸が躍る 祭囃子の喧噪
お前もきっと 同じ気持ちだろう?
同じ目線で 同じ空を見上げた
あの日のままに 理不尽な笑顔
いざ向き合わん
選んだこの道に
(この場所に)
後悔は 微塵も無い
(あり得ぬ)
分かち合える
仲間とともに往く
舞い上がれ 刹那に咲く情熱よ
紅く
紅く
願いを染めて
艶やかに魅せる我らが誇り
確固不抜 暁となる
たとえ歪であったとしても
かけがえのない想ひ出よ
時を超え 今
選んだこの道で
(この場所で)
もう一度 ぶつかり合い
(もう一度)
分かり合って
笑い合える きっと
解き放て さあ拳を交えよう
容赦
遠慮
全て打ち捨て
真っ直ぐに貫く我が信念は
太陽さえも 食らうだろう
舞い上がれ 刹那に咲く情熱よ
この命 忌憚なく輝かせ
遊べや遊べ 絆を胸に
想ひ 想ひ出綴り 行こう
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祭夜絵巻 – 紅月 紅き陽が傾いてゆく頃合いに風に乗る笛の音に浮き足立つ思い今宵は祭りの夜、憂き世を忘れて笑うのもいいじゃないか、泡沫の夢迷う手を引いて人波をそぞろ歩いてみればいと
剣戟の舞 – 紅月 夜霧 三日月 洋燈-らんぷ-が灯り忍び迫るは 悪しき影招かれざるものよ我らが 御相手だ帰るべき 場所へと誘おう忠義の鋼を 刃-やいば-に鍛えた正義の鬼の出番なり
百花繚乱、紅月夜 – 紅月 結末読めるような容易い道はもう選ばぬだろう諸行無常という 波間へと身を委ねる始まる宵の宴 音色に耳澄ませ何を歌う?毅然と鳴り渡るこの志-おもい- 導になれ水面に
薄紅色の約束 – 紅月 舞い上がれ 空へ ひらひら薄紅色の約束強く強く 結んだら輝くほうへ道のり 険しくてダメになりそうなときでもいつでもそばにいた 同じ夢をみた鮮やかに 降り注ぐ光は
花燈の恋文 – 紅月 揺れる薄紅が水面に咲く度遠いあの日々が 心 掠めてゆく僅か一瞬の重ねあったひととき胸を衝くような 季節は せつない夢忘れたくない永久に温もりがある何度離れて廻り
斬 -決意ノ刃- – 紅月 乱世を正す覚悟 胸に抱-いだ-きて逢魔が刻を 凛と駆け抜けゆく業火に焼かれ なおも潰えぬ信念-おもい-深紅に染まり 夜行の修羅となる光り輝く 理想が為に万死一生
月下無双、紅の舞 – 紅月 己が道を邁進せよ!(破!)伝え継がれた矜持を纏いて統べる意志を眼に宿して芸事という果て無き旅路へ能う限りにこの身を尽くして揺るぐ事無きこの志いざ往かん、我が命を
紅月いろは唄 – 紅月 さあ丁々発止風を切っていざ行かん命燃ゆ紅き奔流へ向けられる昂りを道連れに狂い咲きこれぞ本望と色は匂へど散る気もなく次の高みへと我が世誰にも乱せぬと心に鬼を飼いソ
月光奇譚 – 紅月 渇きを癒す為の細き頸-うなじ-に掛かる黒き髪が不意に揺らめく理の異なる世を映す瞳が鏡にさえ映らない我が身を捕らえる悪夢纏う夜に惑いて甘美な時が悪戯に嗤った永遠の
夜空、然りとて鵲は – 紅月 何処夜空に消えた鵲よ 遠く瞬くお前をきらり瞼の奥に焼きつけた 不器用な戒めの願い星高き理想を掲げ ひたすらに先を行く愚直なまでの生き様に 微塵の迷いも許さずに伏
夏鳥の詩 -サマーバード- – 紅月 薫る風 追いかけるように 鮮やかな青 切り裂き緑さす 稜線を超えて何処へ向かって 羽ばたくのか揺れる結葉から差し込んできた陽射し青春へ誘いかけて光が手を伸ばして
金色千夜夢舞台 – 紅月 夜風攫う宵の枝垂れ 隠れ浮世華雅び月も星も独壇場と 強かなる紅宴集いし志こそを 固く契る合いの言葉に月光天下ここにありと心を重ねて喝采を!歌え 貫くは破れ静寂踊
絲 – 紅月 段々誰かを想う気持ちも振り返る過去も少しずつ増えたと思うから年々変わり移ろう季節にこの身を任せてまだ見ぬ明日に想い馳せるのだろう手繰り寄せた運命の糸ひとつひとつ