竹原ピストル

STAY FREE!! – 竹原ピストル

いろんな街の空が見てみたかった。
って言うよりは、あの街の空から逃げ出したかったんだと思う。
くすみきった空。冷やかな空。ブロック塀みたいな空。故郷の空。
あの街の空から逃げ出したかったんだと思う。
あれからどれくらいの時が流れた?
パッと思い出せないくらいの時が流れたよな。
昨日も今日も明日も、親も自分も他人も、
なんとなくわかりだしてきた社会、世の中の仕組みも、
全て見て見ぬふりで、全てほっぽりだして、
ぶらぶら手ぶらで気の向くままに、
おまえと遊んで過ごしていたあの頃に比べたら、
俺にも随分荷物が増えたよ。
ギブソンJ-200、J-45、販売用のCD、スケッチブック、
ノートブック、筆記用具、文庫本、ラジオ、
懐中電灯、着替え。。あの頃と比べたら、俺にも随分荷物が増えたよ。

でも最近、こんな風に思うんだ。
人間、いろんなものを背負い込めば背負い込むほど、
どんどん身軽になっていくんじゃないだろうかって。
あの頃の俺より、今の俺の方がよっぽどどこまでも、
よっぽどどこまでも行けるぜ!

頼んでもねーのに、チビとのツーショット写メを
送ってくれてありがとうよ。
お前がパパになったなんて、やっぱちょっと笑っちゃうけどよ、
やっぱり我が事のようにすっごく嬉しいよ。
逆に笑い返されちゃうかもしれねーけどよ、実は俺も
今更になってようやく、子供が欲しいなーなんて思うようになったんだ。
でもなかなかうまいこといかなくてよ。
カミさんはいつも俺にこう言うよ。
「神様はこんな子供みたいな人に赤ちゃんを授けてはくれません、
もっとちゃんとしなさい。」って。
どう思う?そんなことはねーよなぁ?
だってさ、お前が俺に送ってくれた写メをもう一度よく見てみろよ。
おまえ、子供よりずっとずっと子供な顔で笑っているだろ?

最近、こんな風に思うんだ。
人間、いろんなものを背負い込めば背負い込むほど、
どんどん身軽になっていくんじゃないだろうかって。
あの頃のおまえより、今のおまえの方がよっぽどどこまでも、
よっぽどどこまでも行けそうだよな!

とうとうあの街に歌いに行くよ。
“凱旋”なんて華々しいものからは程遠いけどよ、
とうとうあの街に歌いに帰るよ。
よかったら遊びに来てくれよな。
あの人とあのバンドとあのバンドとあの人の歌が順繰りで響き渡る
部屋の中で綴ったあの頃の俺のオリジナルソングは、
そっくりそのまま、あの人とあのバンドとあのバンドとあの人の歌を
足して4で割ったみたいな歌だったよな。
引きはがそう引きはがそうって必死こいてはみたけれど、
そもそも、いわゆる“生まれ持ったもの”ってやつがカケラもないんじゃ、
引きはがしてみたところでどーにもなんねーだろって気が付いたんだ。
こうなったら逆にとことんまで感覚を研ぎ澄まして、
あらゆる人のあらゆる表現を見て、聞いて、感じて、吸収して、
そしてそれらを自分なりに紡いでみようって思ったんだ。
今の俺の歌が、誰と誰と誰と誰と誰と。。。。誰を足して
いくつで割ったものなのかは、いくらおまえでも見抜けないと思うぜ。
そう言った意味でもよかったら遊びに来てくれよな。

最近、こんな風に思うんだ。
人間、いろんなものを背負い込めば背負い込むほど、
どんどん身軽になっていくんじゃないだろうかって。
あの頃の俺より、今の俺の方がよっぽどどこまでも、
よっぽどどこまでも歌えるぜ!

いろんな街の空が見てみたかった。って言うよりは、
あの街の空から逃げ出したかったんだと思う。
くすみきった空。冷やかな空。ブロック塀みたいな空。故郷の空。
あの街の空から逃げ出したかったんだと思う。
あれからどれくらいの時が流れた?
パッと思い出せないくらいの時が流れたよな。
なあ、空って一つだったよ。
あの街の空もこの街の空も、間違いなく繋がっているよ。
なあ、空って自分の心だったよ。
あの頃、あの街の空がくすみきって、冷やかで、
ブロック塀みたいに見えたのは、あの頃の俺の心が、
くすみきって、冷やかで、ブロック塀みたいだったからなんだ。
例え今日のあの街の空が重く垂れこめた曇天だろうと、
今の俺にはすっからかんの快晴に映るはずさ。

最近、こんな風に思うんだ。
人間、いろんなものを背負い込めば背負い込むほど、
どんどん身軽になっていくんじゃないだろうかって。
あの頃の俺達より、今の俺達の方がよっぽどどこまでも、
よっぽどどこまでも行けるぜ!

俺は俺なりに
おまえはおまえなりに
自由じゃなきゃいけない
自由じゃなきゃいけない
強いて一つだけ
ルールを設けるならば
それはやっぱり
自由じゃなきゃけいけないっていうルールさ

STAY FREE!!

人気の新着歌詞

父から娘へ~さや侍の手紙~ – 竹原ピストル

父は死にました でも 心配しないで下さい父は死にました でも 生きていた時よりも元気です血を見ましたか? 美しかったですか? 醜かったですか?首は転がり落ちまし

辞世の句 – 竹原ピストル

結局 全てが中途半端になろうとも半端じゃなく楽しめたのなら結局 それが全てだろ挫折したことなんて一度もない正確には挫折したことを自覚したことがない笑い飛ばして生

my dear – 竹原ピストル

君が弱音をはくなんてびっくりしたよ。何より、君もそういうことについて弱音をはいたりするんだなぁって、そっちにびっくりしたよ。他でもなく、ぼくに話してくれてありが

高千穂峠のこいのぼり~ワルフザケガスギルMIX ~ – 竹原ピストル

風よふけ もっとふけそうそうその調子 もっとふけこいのぼり ロープひきちぎれ空を泳げ ぽとんとおちるまでこのながい 峠道をこえた先には 海があるらしいよこいのぼ

ルート トゥ ルーツ – 竹原ピストル

一歩 二歩 三歩 ってふえていく分三歩 二歩 一歩 ってへっていく旅立ちってどういうことなんだろうってここにきてからそんなことばかりおかえりって声が返ってこない

リョウジ – 竹原ピストル

世界の果てまでは、あのこと一緒に行く予定だから、リョウジ、おまえとは静岡県の果てぐらいまで一緒に行こうぜ。ちょっと歌ってくるからよ、ちょっと待っててくれよな。ち

俺、間違ってねえよな? – 竹原ピストル

これこれこんな風に過ごしていきたいんだってかつて思い描いていた日々にいざたどり着いてみると何故これこれこんな風にしか過ごせなくなってしまったんだと今度は自分を欺

オールドルーキー – 竹原ピストル

散々好き勝手に叫び散らして生きてきたからすっかりうってつけの声になってしまったよ君にラブソングを歌って聴かせるにはうってつけの情けない声になってしまったよあの頃

来た道戻るの大嫌い! – 竹原ピストル

どうせくたばるまでしか生きられないから悔やんでちゃだめさ過去はどうにもならない未来はどうとでもできる悔やんでちゃだめさ来た道戻るの大嫌い!生き恥さらしたら潔くハ

みんな~、やってるか! – 竹原ピストル

ため息の代わりに靴ひもをほどく舌打ちの代わりに靴ひもを結ぶ歩き続けて 歩き疲れる呆気ない幕切れを恐れながらなんもやってねーでやってらんねーはねーだろ!みんな~、

石ころみたいにひとりぼっちで、命の底から駆け抜けるんだ – 竹原ピストル

慕情と身勝手の曖昧な境界。会えないのか、会いたくないのか。巡り巡る旅路の風は、紙ヤスリのようにぼくをずるんと撫でていく。お陰でぼくの車の中は、ぼくの削りカスだら

3センチの歌 – 竹原ピストル

3センチ雲が動いて3センチお日様が顔を出した3センチ日焼けをしたよ3センチひりひりするよ明日は誰かの誕生日例えばあなたの誕生日3センチ戦争が動いて3センチ平和が

俺のアディダス~人としての志~ (Album ver.) – 竹原ピストル

俺のアディダス。こいつはここだけの話。俺のアディダス。こいつはあの人への誓いの証。俺のアディダス。俺なりの人としての志。俺のアディダス。俺のアディダス。どうせ領

RAIN – 竹原ピストル

このまま土足でおじゃましていいかい?裸足の方が汚れているんだあじさいもうなだれる細く長い雨音の内側を踏みしめて 踏みにじって 会いに来たんだRAIN長グツの色を

わたしのしごと – 竹原ピストル

どうせころがり落ちるならはじめから床で眠るさ甘い夢を見たいならきっとそれが賢明さわたしのしごとシャボン玉を割る為にわざわざアイスピックをつかうことわたしのしごと

マイメン – 竹原ピストル

アクセル ブレーキ 巻き込み確認観光無関心 現場直行さぁ行こうぜ マイメン 最強だぜ マイメン器材搬入 物販設営セットリスト提出セッティング リハーサルさぁ行こ

カモメ – 竹原ピストル

僕はもう疲れきってしまってね部屋のカーテンを全部閉めきったんだよ僕はもう疲れきってしまってねダンボールの箱の中に閉じこもったんだよ青を塗って白を塗って一息ついて

カウント10 – 竹原ピストル

全てを見尽くしたふりをして、全てを聞き尽くしたふりをして、走り方を忘れたふりをして、叫び方を忘れたふりをして、執着もできず、投げやりにも出来ず、文字通り“適当”

ちぇっく! – 竹原ピストル

ちぇっく ちぇっくって ちぇっくばっかりちぇっく わんつーって ず~っとちぇっくちぇっく ちぇっくって ちぇっくばっかりちぇっく わんつー おい とっととやれよ

LIVE IN 和歌山 – 竹原ピストル

「俺、精神病なんですよぉ~。」なんて平気で言ってくるお前はうん やっぱり精神病なんだと思うよおまえみたいなクソめんどくせー奴がいなくなると意外と あくまでちょっ

Back to top button