北へ流れる あの雲が
津軽野(の)づらで 雪になる
俺の分まで 働き終えて
親父(おやじ)いまごろ 囲炉裏酒(いろりざけ)
ああ 帰りたい 帰れない
酔えば恋しい イヤーイー ふる里が
背中まるめて おふくろが
榾火(ほたひ)もやして 夜業(よなべ)する
俺の野良着(のらぎ)を また縫(ぬ)いながら
待っているとの 夢便り
ああ 帰りたい 帰れない
唄でしのぼか イヤーイー ふる里を
手豆(てまめ)こらえた 山仕事
遠い町から 思い出す
わたし津軽で 暮らすと言った
幼馴染(おさななじみ)は どうしてる
ああ 帰りたい 帰れない
想い届けよ イヤーイー ふる里へ
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小倉生まれで 玄海育ち口も荒いが 気も荒い無法一代 涙を捨てて度胸千両で 生きる身の男一代 無法松空にひびいた あの音はたたく太鼓の 勇駒山車の竹笹 堤灯は赤い
どこかに故郷の 香りをのせて入る列車の なつかしさ上野は俺らの 心の駅だくじけちゃならない 人生があの日ここから 始まった『父ちゃん 僕がいなくなったんで母ちゃ
岩手山から のぞめば遥(はる)か南部盛岡 おれの郷(さと)裸ひとつで この世に生まれ夢に向かえば 苦労が荷物決めた道でも 迷うけど行(ゆ)けばわかるさ その先は
南部 盛岡 雫石思えば遠い ふるさとよ夢がこぼれた 都会の谷間呼んでみたって 山彦ばかり弱音をはくな 強気になれよ酒に聞いてる 蝉しぐれ駄目なときには ふりだし
持って生まれた 運命(さだめ)まで変えることなど 出来ないと肩に置いた手 ふりきるように俺の背中に まわって泣いたあれは… おゆきという女少しおくれて 歩く癖(
どこかに故郷の 香をのせて入る列車の なつかしさ上野は俺らの 心の駅だくじけちゃならない 人生があの日ここから 始まった「父ちゃん 僕がいなくなったんで母ちゃん
津軽は雪ん子 舞い飛ぶ頃よみんなは達者か 変わりはないかふる里恋しや 花いちもんめ アア…ア爺さまが叩くじょんがら節の 泣き三味線が風にちぎれて 聞こえてくるよ
思い出したんだとさ逢いたく なったんだとさいくらすれても 女はおんな男心にゃ 分るもんかと沖の煙を 見ながらああ あの娘が泣いてる 波止場呼んでみたんだとさ淋し
おやじみたいなヨー 酒呑みなどにならぬつもりが なっていた酔えば恋しい 牛追い唄が口に出るのさ こんな夜はハーヤイ田舎なれどもサーエ南部の国はヨー風にちぎれてヨ
おーい船方さん 船方さんよ土手で呼ぶ声 きこえぬか姉サかぶりが 見えないかエンヤサーと まわしてとめておくれよ船脚を 船脚をおーい船方さん 船方さんよ昨夜(ゆう
津軽平野に 雪降る頃はよ親父(おどう)ひとりで 出稼ぎ仕度春にゃかならず 親父(おどう)は帰るみやげいっぱい ぶらさげてよ淋(さび)しくなるけど 馴(な)れたや
(ヨイショヨイショ ヨイショヨイショ)海はヨー 海はヨーでっかい海はヨー俺を育てた おやじの海だ沖で苦労の シラガもふえて汐(しお)のにおいが はだ身に しみた
きっと帰って くるんだとお岩木山で 手を振ればあの娘(こ)は小さく うなずいた茜(あかね)の空で 誓(ちか)った恋を東京ぐらしで 忘れたか帰ってこいよ 帰ってこ
ハァーサーサダシタガ アヨーエハァー野越え山越え 深山越えあの山越えれば紅葉山紅葉の下には鹿がおる鹿がホロホロ 泣いておる鹿さん鹿さん 何故なくのハァー私の泣く
ハァー今日はナー 日もよしハァー天気も良いし 結びナー合わせてよハァー 縁となるナーエー蝶よ花よと 育てた娘今日は晴れての お嫁入りダーエー
(ヨーエ サノ マガーショエンーヤ コラ マーガセエーエンヤーエーエンヤーエーエエーエンヤーエードヨーエ サノ マガーショエンーヤ コラ マーガセー)酒田さ行ぐ
田名部おしまこの 音頭とる声は(ドッコイショ ドッコイショ)大安寺柳のノー 蝉の声(ドッコイショ ドッコイショ)田名部横町の 川の水の飲めば八十婆さまもノー 若
西の八幡 港を守る(ア ヤットセ)主の留守居は ノォー嬶守るソリャ嬶守る 留守居は ノォー嬶守る(ヤーアトセー ヤーアトセー)鯵ヶ沢育ちで 色こそ黒いが味は大和
(チョイサノサーサト チョイサノサーサ)ハアー よしゃれ茶屋の嬶(かがあ)サア花染のたすき サァーハーヨー(チョイサノサーサ)肩にかからねでサーア気にかかるよし
朝の出がけに どの山見ても(ホー)霧のかからぬ アリャ山はない(ホー ホー)俺とお前は 草刈り仲間草もないない アリャ七めぐり田舎なれども 俺がョ里は西も東も