恋に生きれば この世は狭い
仇な浮名の 切り通し
情け知らずの 夜風に吹かれ
散るか湯島の 白梅も
「命がけの願いが叶って
こんないい男を夫に持って
お蔦は日本一の果報者、
日蔭の身にも花の咲く日があるんだわねェ」
可哀そうだが 別れにゃならぬ
男心は 義理に泣く
月もおぼろの石段道に
こぼす涙の ひとしずく
「ようやく 一緒になったと思う間もなく
生木の技を裂くように
引き裂かれて行く二人の運命だ
あゝ 月は晴れても心は闇だ」
なんと頼もか 天神さまに
好いて好かれた 身の果を
恋の意地なら 建ててもみしょう
お蔦 主税の 比翼塚
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みどり若葉をくれないに染める血潮の賤ヶ獄武運拙なく敗軍の駒にまたがり勝家が戻る越前福井城夢も崩れし 石垣にこの世の名残り 酒の宴啼くな夜空の ほととぎすああ落城
露地に飛び出りゃ 夜空の星が駒に見えるよ この目には馬鹿よ阿呆と 言われても将棋ばかりが なぜ止められぬ「わいは今 女房や子供にわかれるか将棋の駒にわかれるかギ
兄者あれ見よ 空とぶ雁も親子そろうて 行くものを赤沢山の 狩くらに無念や父は 討たれたり[十郎]弟![五郎]兄者人![十郎]よいか 目ざす敵は工藤左エ門いざ討ち
八百八町を 我がもの顔に大手振るのは 白柄組(しらつかぐみ)かずぶの堅気は 許しもしよが避(よ)けちゃ通れぬ避(よ)けちゃ通れぬ 男伊達和睦に事よせ 招きの酒に
親のいる奴ぁ 幸福(しあわせ)もんさ俺の親父は 生駒山生命(いのち)ゃ売りもの 粗末にゃならぬ生きて世の為 人の為俺は河内の 俺は河内の次郎長やほれた女が 教え
一度決めたら 二度目はいらぬ意地を貫(つらぬ)け 男なら踏まれ蹴られは 覚悟の上さやるぞ見ておれ やるぞ見ておれあ…この勝負成らぬ堪忍 笑顔で耐えてぐっと呑み込
役者育ちも 芝居じゃ惚れぬかけた情に 嘘はない苦労やつれを 素顔に見せてあわれ 浪華の 侘び住居かわい女房と 手を取り合えばつらい浮世も 花の宿寒い夜風にゃ 肌
「博正!博正ッ」愛し子の いのち奪われ 悲しみの淵瀬に深く 沈むとも人を憎まず 神を信じて 頬笑み浮かべああ日本の 母はここにも生きてあり山見りゃ悲し海を見りゃ
七つ転んで 八つで起きるそれが浪花の 土性ッ骨暖簾ひとつに 命をかけた親の血潮がわいのからだに 脈を打つ「みんな老舗が恐いのやろ、せやから、どさくさにまぎれ込ん
見せちゃならない 男のなみだぐっとこらえて のみこんだ名代 浪花の のれんのかげで意地と 意地とが 勝負するわてはなァ わては大阪の 商人(あきんど)や千両 万
十九、二十才(はたち)で 河内を飛んで意地がものいう 義侠の世界淀の流れに 男を賭けた買って下さい あゝ五尺の魂「俺は生まれつきのどあ呆かも知れんそやけど弱いも
菊の御旗(みはた)に 追われて落ちて葵(あおい)の花は どこで咲くあゝ 函館の 五稜郭(ごりょうかく)望みを託す つわものに津軽の海は 波高し武士の面目 その名
葵の旗に 風荒れて春三月に 降る雪や世の仇雲を 払わんと白刄おどる 桜田門[詩吟]決然国を去って 天涯に向かう生別又死別を 兼ぬるの時弟妹は知らず 阿兄の志慇懃
いつの時代も 人助け見れば目頭 熱いじゃないかいいナァ… その笑顔汗にきらりと 誠が光る俺を揺さぶる人情街道 男人生(みち)つらい憂き世の しがらみを切って明日
「水熊のおかみさんは お浜ってのか俺のおっかさんと同じ名前だおっかさん おっかさんならいいがなあ」姿やくざな 番場の鳥も人の親見りゃ 涙ぐせ生きておいでか お達
勅使下向(ちょくしげこう)の 春弥生いかに果(はた)さん 勤めなん身は饗応の 大役ぞ頼むは吉良と 思えども彼(か)の振舞の 心なき<セリフ(梶川)>「各々(おの
寄らば斬るぞの 大見得も派手な浮名の 影法師花の舞台じゃ あの竹光も抜けば玉散る 氷の刃でよ殺陣師一代 殺陣師一代 身をきざむ「なにぬかしてけつかるねんリアリジ