白石紬(南早紀)

折紙物語 – 白石紬(南早紀)

四角四面 求められる場面は
其処は其れ そのままで良かった
透明に恋焦がれていたのね
暗闇にほろり 溶けるさまに

柔らかな指先
ずっと覚えている
線をなぞるように
あの日 心開いた

重ね上げてゆく
千の綿羽を
いつか羽ばたく
ああ 私だって
太陽のように

それは ありきたり
少し冷える午後
どこで聞いたか
語りましょうか
小さな物語を

大切に胸にしまってゆくの
開くのは 全て出来上がったら
さざ波はとても心地良くって
きっと誰か羽を広げたんでしょう

時をかけて ゆるり
碧く染め上げれば
手間はかかるけれど
明日も会える 約束

重ね上げてゆく
干の色彩を
私 あなたに伝えたいこと
沢山あるの

それは ありきたり
だけど唯一つ
今もこうして
綴られているの
小さな物語は

水になりましょう
大地になりましょう
あなたは言った
濁しても構わないと

重ね上げてゆく
千の綿羽を
いつか羽ばたく
ああ 私だって
太陽のように

それは ありきたり
少し冷える午後
どこで聞いたか
語りましょうか
小さな物語を

小さな物語を

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