生活の設計
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最近どうなの – 生活の設計
最近どうなの仕事は順調?可愛い彼女元気にしてるの 最近どうなの気持ちがふと落ち込むこともたまにある そんなとこだよ 季節は巡り気に入ってたものもそうじゃなくなって地下鉄の座席 終点なのに降りずに何を待っているんだ 大事なこと どうでもいいこと混じり合う渚のような時間が僕らに与えられたなら とっても素敵なこと 最近どうなの仕事は順調?いつかの彼も別の街に住んでるよ 最近どうなの商売繁盛?やめたいこと…
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雨の匂いはメッセージ – 生活の設計
街路樹の影で二人はおぼろげな未来を撫でていた急行列車 乗れなくても平気だった 性懲りも無くこの街は想い出たちを映したがりで幾千回目 の再放送を眺めて 静かな痛みの季節がわずかな胸の隙間に居座り始めたことにも気づかない僕はカーブを曲がる君の背中を追えずにいた 街灯の下 雨はまだ上がらぬ予報だった二人分の傘が行き場をなくしたまま踊り始めた三拍子の会話 相変わらず君は優しいな とても真夜中 香り立つ雨の…
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春にして君を離れ – 生活の設計
相槌うつ声さえも 逃したくないほど空が白んでくまで君の声 2つしかない耳で集めた 改札でしたバイバイが最後の背中だった「これからを生きていくエネルギーがあなたと共にあってくれるように」 いつからか触れ合わなくなった手と手は行方が分からずそれぞれのあたたかさを いま探しにいった この先どこかの街でそっと 思い出すときがきっと来るだろう澄んだ心 震えさせて その時はただ泣きじゃくって壊れたままのハート…
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昼に起きれば – 生活の設計
昼間を過ぎて目覚め あついお茶を点てる誰もが自分の思い通り いくと疑わぬ 戯れのお喋りの一つでさえ許されぬ場所ですれ違う人の顔よく見れば 生まれた街を浮かべ憂いているの こぬか雨はもう止み 出かける支度を快速列車は見送り 鈍行で向かおう 不揃いのスマイルを持ってお揃いの悲しみ持って確かめたい あなたのこと今はゆっくりでも足を前に出せれば 放たれた街はもう人熱れで摩天楼の汗が滴り落ちる 夕方と夜の間…
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キャロライン – 生活の設計
陽のあたらぬ場所まで逃げ込んでもどこまでもついてくる46億フィートのベイベー この街のムードじゃ僕らはなんか出会える気がしないや 熱がいつまでも下がらない私とまともだけが売りの君とで居ようよ この国のムードは近頃なんか我慢ならないわ 長い髪を切れば何か変わるかしらあなたの取り柄は美しいハート だけどちょっと馬鹿 月明かりの下で退屈そうな君を僕はずっと見てたらなんだか急に踊りたくなった この街はいつ…
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むかしの魔法 – 生活の設計
華々しい季節が街を包んでもだらしなく横たわる 想い出たちがシャツの襟を掴んでる悲しい夜でも棚からひとつかみ今はもういない誰かが僕にかけた魔法はとけないまま 胸の中に埋まらないスペースがあるのならばそれはきっとメロディの通る場所さ 若々しい昨日が肩を叩いてる忙しなくめくってきたカレンダーの向こうには誰が待っている?虚しい夜でもすてきなメロディと遠い国の言葉で誰かが僕にかけた魔法はとけないまま 完成し…
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ありふれた銀河 – 生活の設計
忘れかけてた季節の中に 笑い転げた言葉が浮かんでる飛び込み台に登る彼女が描く曲線 飛沫が跳ね上がる だけ 僕はまだ 浅めのソファに腰掛けイメージする午後どんなことがこれから起こる?飾らないまま優しさをただあなたに渡せれば夏に似た色 少しだけ染まる 腹を空かせた 車が一つ 光の粒を夜に投げ込んでる だけ 交差点を渡った向こうに立った新しいビルを眺め気づいたら雨が僕の頬を打ってまだ変われそうにないんだ…
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季節のつかまえ方 – 生活の設計
昨日から開けたまんまの窓を通り運ばれる季節の名前を教えて この街から出ていくあの子ホームのベルはちょうど鳴り電車は急ぐ すべての言葉が儚いと知るために出逢う 人気の新着歌詞 雨の匂いはメッセージ – 生活の設計 街路樹の影で二人はおぼろげな未来を撫でていた急行列車 乗れなくても平気だった性懲りも無くこの街は想い出たちを映したがりで幾千回目 の再放送を眺めて静かな痛みの季 海辺のできごと…
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永夜想街 – 生活の設計
二人が今までのこと すべて忘れていくなんて泡沫(うたかた) つまり終わりに向けて進んでた季節 ねえ、あなたの本当の気持ちを教えてよ いつかは 永い夜でも涙ひとしずく出ないようになるのかな想い出すのはあの店 あの街 止まったままだよ ふざけた遊びでいつも何か交わされていたんだね朝方までギター鳴らし時の魔力に逆らっていた 曖昧だった予感はみんな砕け散った靴下の中プレゼント待つような気持ちずっと持ってい…
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海辺のできごと – 生活の設計
フロントガラス越しの雨染みを指でなぞってみる冷たい感触とだけいま戯れあってる国道の上を跳ねる枯葉たちは次はどの街へ行く 風よ 私の心も運んで 誰かが退屈しのぎに落ちた恋が灯した明かりで彩られていく夜は終わり迎え あなたがくれた言葉を朝の光が溶かして想い出も忘れ始めて涙の色さえ変わっていく貝殻を集めていた二人は浜辺で悟る次のさざ波 足を濡らしたなら 街へと帰る合図 コーヒーカップの縁 こぼれたミルク…