片霧烈火

騒がしや、きみとの記念日 – 片霧烈火

さあ 二人空に願おう
そう キラリ光る夜に

約束の場所で 一人きり かれこれ一時問
かじかんだ両手 暖めて 待ちぼうけていたら
あわてんぼうさんの サンタさえ 裸足で逃げ出すような
表情のアナタ 白い息 弾ませやってくる

実はね 拗ねてみたりしようなんて思ってたけど
あんまりにも泣きそうな顔してて
怒るドコロよりも何だかクスクス笑っちゃった
許してあげるから顔上げてさあ行こう
暖かいディナーはもうすぐそこに
二人で過ごそうよ、二度なき幸せ一夜!

お高いカンジの レストラン 確かに美味しいけど
雰囲気に呑まれて 食べた気が するよなしないよな?
余興で登場 マジシャンの 出したスポンジ鳩に
驚いたアナタ グラスまで ひっくリ返してた…

「大事な今日なのに散々ゴメンね」って
うなだれて切なくあなたが言った
ワタシはただ黙って紡がれてゆく言葉を待つ
「僕は君にもっと幸せになってほしい
ただそれだけなんだ、ホントなんだ」
…その一言で全部帳消しにしてあげるわ♪

いつでも 一生懸命に頑張るアナタのこと
ホントにホントにね大好きなんだ
二人でいられたらもうそれで十分なんだから
店にさよならしてさあ早く帰ろうよ
テレビを見ながらシチューを作ろう
そうして笑えれば、いつもの幸せ一夜!

ああ なにもかもが愛しい
そう アナタといる記念日!

さあ 二人空に願おう
そう キラリ光る夜に…

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