片霧烈火

  • 鬼ノ木偶刀、かく語りき – 片霧烈火

    ふらり、ふわりと揺蕩(たゆた)う慕情(おもい)はとんと知らぬ間に溶け消えて蹴り上げた石 涯(はて)へと流れて此処は何処 否応(いやおう)在りやせぬ不条理道中ならば、嗤いながら往きましょう閃く緋(あか)に、さあ、唄えや―― 定められた路を行くほど素直、まして愚直でもなく例え袂分(たもとわ)かつとしても志(こころ)を貫いて 相容(あい)れぬなら そういっそのこと迷い憂う我が身、心を冥途への手土産にして…

  • みちびき星 – 片霧烈火

    「叶わない夢なんてどこにも無いんだよ」大切なその言葉 この胸にある 一人 夜空を見上げる こみ上げる寂しさで隠していつか 聞いたような言葉 どこにも響かなくて、だけど 突然手に触れた優しい温もりが心まで届いたの 私を包んで 海を見にゆこうよ 手と手を繋いでゆこう白い砂浜と未来の色を 見つめている 信じている恐いことなんてないから 二人 ずっと色褪せない 永久の宝物を守ろういつか 忘れてた奇跡 最後…

  • 約束-toi et moi – 片霧烈火

    祈りたちが無垢に澄みわたる闇の彼方すこし震えた声耳のおく 優しく響いた 幼い孤独と孤独が 交わした約束を蒼い夜明けが今 包むなら照らして 星影に揺れる 本当の気持ちをどこにいたって ふたりならもうなんにも 怖くないよ? 教えて こんなにも切ない世界で人は何を求め 何にあらがえばいいのただ寄り添い 笑い合い紡ぐ明日を嘘みたいに 強く 夢見ながら 隠してたナイフも飲み込んだ言葉もまた嘘で本当で嘘だから…

  • 刻天の絆 – 片霧烈火

    空を翔る光の翼 時を越えてゆく遙かな思い失くせないよこの温もりを ずっと未来まで伝えてゆこう 指先に絡みつく 赤く燃える運命今こそ 解き放とう 二人の為に 描いてゆきたい明日を その胸に強く秘めて今はただ 自分だけを 信じ戦おう永遠に成れなくていい 掌の中の愛を抱きしめあい 紡ぎ合おう いつでも隣にいるから 叫ぶ心痛みに震え だけど絶対に離さないから 心を捕えてゆく 旧き日の戒め今こそ打ち破るよ …

  • ワタシのタメのセカイのアリカタ – 片霧烈火

    集めてた幸せのカケラを 失くしたと気づいた時に私は、学んだ、待つことの無意味と造り変える勇気を持つこと 誰しもが一度は想うのに 誰しもが叶えられない私は、あなたと、そう成れたらいいと今までそれだけ夢見続けてた だけどずっと願うのは 前からずっと願うのは「当たり前の平穏な日々」 たったそれだけなの 僖じ続けてきた きっといつか何でも出来るカミサマになるそうして 二度と壊れたりしないよう見つけたい 世…

  • 金色の夜想曲~Golden Nocturne~ – 片霧烈火

    月に導かれ蝶が妖しく飛び交う今宵こそは金色の夢麗しき悦楽の中へ…! 世界は今 閉ざされる血塗られた悲劇の中で涙枯れ果てたモノが我が名を叫ぶだけ 帰る場所は奪い去る扉などもう開かれぬ終わりなき夜の夢を激しく憎むだけ さあ!見せてみよ…愚か者の舞台を!讃えようぞ…?…足掻いてみせろよぉ…?!I am a witch who destroys love! 時は満たされる雨が強く降り注ぐもう二度と届くこと…

  • ラベンダーの純然 – 片霧烈火

    閉じ込めた期待も 優美も不信も沈黙も向き合う事をせず『感情』には それとなく犠牲になってもらおうほんの些細な事 すれ違いに怯えるのなら誰の言葉からも 逃げ出せばいい 独白で明日を占う 花言葉の意味とか なんだか照れくさくて意識とかした事 無いけれどラベンダーの純然 キミという存在が眩しい光の輪になって 絆に変える──── 告げられた あの言葉をくり返せば僕はまた温もりも 信じて行ける想い出が重なっ…

  • は・じ・め・て! – 片霧烈火

    気がついたら午前十時 なんて呑気にしてられない早く早く急がなきゃ 約束のデートの時間に間に合わなくなっちゃうよう 憧れのアノヒトとどきどき、はうはう、らぶらぶデート失敗なんてできないの~っ! 靴も履き間違えそうなイキオイで家を飛び出すだけどやっぱりお約束、「忘れ物、忘れたーっ!」 夕暮れ時の教室で 迷う心に勇気もたせ気持ちちゃんと伝えたら 僕もだよって言われたんだ嬉しくて前が見えないよ プレゼント…

  • そばにいる – 片霧烈火

    茜色染まってく 切ない雲間に背中から受け止める 空のぬくもり 風は流れ 季節は過ぎ去っていくけれどいつも見ていた夢 変わらずに そのまま… 約束、二人が重ねた絆は 苦しいこともいつも分けあえるから君に逢えたこと キセキと呼ぶなら気付いたからどんな時でも ねぇ、そばにいる 暗闇が訪れる 切ない情景胸の中こみ上げる 刹那のざわめき 星は流れ 目を閉じては囁いて月が照らしていく ボクらの進む道 約束、未…

  • 月の眼の少年 – 片霧烈火

    纏いつく光に 重い香の煙色恋のない喘ぎに咽(むせ)ぶ街暗い陰に落ちて 息を潜めるのは孤独を従えている 月の眼の少年 望み届くように 夜空の風へと 祈りを託した 捕らわれず 解き放していく聖なる歌には仄かに 愁いた想いの色を乗せて 届かない光へ 言葉を詠(う)つように小さな涙の雫がひとつぶ零れる それすら失くすように か弱いその手に 絡まるその運命(さだめ) 捕らわれて 解き放たれずに魂を震わせてい…

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