溝渕文

熱 – 溝渕文

あなたから言って 今すぐ言って
誘い文句で 酔わせてほしい
上ずる言葉じゃ 気付かれそうで
無言で頷き 指を絡めた

運命だなんて うそぶいて近付くハンターに
騙されたふりで 狙いを定める

体 熱 鼓動
あなたを今すぐ感じたいの
悪戯な指先で
唇触れられた瞬間
眠ってた本能が目覚める
情熱でふたり
溶けてしまいたい

偶然じゃないって
分かっていたの
体の奥は知っていたの
強がってても見抜かれそうで
黙って胸に顔を埋めた

愛してるなんて
言わないで言葉はいらないから
優しい仕草でボタンをはずして

体 熱 吐息
あなたの全てを感じたいの
とろけるようなキスして
シーツで絡み合う瞬間
淫らな衝動がざわめく
ふたり濡れたままで
溶けてしまいたい

愛の言葉は
すぐに消えてしまうものだから
優しい魔法で時間を止めて

体 熱 吐息
あなたの全てを感じたいの
とろけるようなキスして
シーツで絡み合う瞬間
淫らな衝動がざわめく
ふたり濡れたままで
溶けてしまいたい
溶けてしまいたい

体 熱 鼓動
体 熱 吐息

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