渡辺はま子

  • 戦場花づくし – 渡辺はま子

    赤い襟章劔さげた可愛い歩兵さんは罌粟の花ちらり見あげる立ちすがたチョイト 粋な騎兵さんは百合の花 青い月夜に濡れてたつ夜の歩哨さんは月見草咲いてからまる雲の峰チョイト 若い航空兵は藤の花 波にうつした晴すがたおつな水兵さんは花あやめ咲いた荒野(あれの)の鬼あざみチョイト 敵のこわがる戦車隊 朝がくるくる大陸に咲いてうれしい花づくし散るもひらくも国のためチョイト みんなこゝろは桜花 人気の新着歌詞 …

  • いつの日君帰る – 渡辺はま子

    面影偲ぶ 杏の花よいく度咲けど さみしく散って残るは嘆き 今宵もひとり待ち侘ぶ胸にあゝ いつの日 君帰る 花束抱いて 夜毎に歌う声さえへいつか 涙に曇る思い出かなし 誓いし恋の言葉もうつろあゝ いつの日 君帰る ともし灯点けど 心は暗く夜更けて窓を 叩くは雨よ別れて今は いづこの空か嘆けど泣けどあゝ いつの日 君帰る 人気の新着歌詞 何日君再来(ホーリーチンツァイライ) – 渡辺はま子…

  • サヨンの鐘 – 渡辺はま子

    嵐吹きまく 峯ふもとながれ危うき 丸木橋渡るは誰ぞ うるわし乙女紅きくちびる ああサヨン 晴れの戦(いくさ)に 出てたもう雄々し師の君 なつかしや担う荷物に 歌さえ朗ら雨はふるふる ああサヨン散るや嵐に 花一枝(ひとえ)消えて哀しき 水けむり藩社の森に 小鳥は啼けど何故に帰らぬ ああサヨン 清き乙女の 真心を誰か涙に 偲ばざる南の島の たそがれ深く鐘は鳴る鳴る ああサヨン 人気の新着歌詞 何日君再…

  • 桑港のチャイナタウン – 渡辺はま子

    桑港(サンフランシスコ)のチャイナタウン夜霧に濡れて夢紅く 誰を待つ 柳の小窓泣いている 泣いている おぼろな瞳花やさし 霧の街チャイナタウンの恋の夜 桑港のチャイナタウンランタン燃えて泪顔 ほつれ髪 翡翠の籠よ忘らりょか 忘らりょか蘭麝(らんじゃ)のかおり 君やさし夢の街チャイナタウンの恋の夜 桑港のチャイナタウン黄金門湾(きんもんわん)の君と見る白い船 旅路は遠い懐しや 懐しや 故郷の夢よ月や…

  • 海鳴る空 – 渡辺はま子

    海は夜鳴る 潮の音は沖におどろの 曇り空波が光るぞ 流れ藻の花の白きが 懐かしや。 海の鳥鳴け 紀の浦は日かげ侘(わび)しい 磯がくれこれが遥々 五十里の人にこがれた 情けかよ。 呼びも呼ばれも したなれど磯は虚(うつ)せの 桜貝海が鳴る空 曇り空逢わぬ紀の浦 日が暮れる。 人気の新着歌詞 何日君再来(ホーリーチンツァイライ) – 渡辺はま子 忘れられない あのおもかげよともしび揺れる…

  • ひとり静 – 渡辺はま子

    ひとり静は 蔦の花静かに咲いて つつましく浮世の罪で散ってゆく清い乙女の夢の花 花の都の春の夢覚めて涙の小夜嵐海ヒヨドリの 巣を作る離れ小島に還ろうよ 今宵別れの 瀬戸の月都よ恋よさようなら涙と愛の住む島でひとり静は咲きましょう 人気の新着歌詞 何日君再来(ホーリーチンツァイライ) – 渡辺はま子 忘れられない あのおもかげよともしび揺れる この霧のなかふたりならんで よりそいながらさ…

  • とんがらかっちゃ駄目よ – 渡辺はま子

    ねえねえ 恋すりゃ辛いねえねえ オフィスのつとめ課長さんの前では 優しい君のウインク無視していたってよ都合の悪い時ゃ お互い様よそれでもあなたはとんがらがっちゃ駄目よ ねえねえ 辛いわわたしねえねえ 察してもちょうだい 食事に誘われ 帰りはシネマいとしいあなたは 待ち呆けよ立場の違う時ゃ 仕方がないわそれでもあなたはとんがらがっちゃ駄目よ ねえねえ 年頃なのよねえねえ お嫁に行けと世話するお人の口…

  • 忘れちゃいやよ – 渡辺はま子

    月が鏡で あったなら恋しあなたの 面影(おもかげ)を夜毎(よごと)うつして 見ようものこんな気持ちで いるわたしねえ 忘れちゃいやヨ 忘れないでネ 昼はまぼろし 夜は夢あなたばかりに この胸の熱い血潮が さわぐのよこんな気持で いるわたしねえ 忘れちゃいやヨ 忘れないでネ 風に情(なさけ)が あったなら遠いあなたの その胸に燃える想いを 送ろものこんな気持で いるわたしねえ 忘れちゃいやヨ 忘れな…

  • 愛国の花 – 渡辺はま子

    ましろき富士の 気高さを心の強い 楯として御国につくす 女等はかがやく御代の 山ざくら地に咲き匂う 国の花 老いたる若き もろともに国難しのぐ 冬の梅かよわい力 よくあわせ銃後にはげむ 凛々しさはゆかしく匂う 国の花 勇士のあとを 雄々しくも家をば子をば 守りゆくやさしい母や また妻はまごころ燃ゆる 紅椿うれしく匂う 国の花 御稜威のしるし 菊の花ゆたかに香る 日の本の女といえど 生命がけこぞりて…

  • 広東ブルース – 渡辺はま子

    丘の上から バンドを見れば赤い灯青い灯 夢のいろゆれて流れて どこへ行くフラワーボートの 恋の歌胡弓さびしや 盲妹かなし月の夜更の 広東ブルース あそこあかるい 沙面波止場(シヤフメンハトバ)ドラがひびけば フランス橋で水を眺めて 泣く乙女水と情は ながれもの汽笛せつなや 別れのつらさ月の夜更の 広東ブルース 風は南よ マンゴがかおるグランド・ホテルの あの窓で夢もかなしく むせびなく旅の乙女の …

Back to top button