(セリフ)世の中どんなに変わっても
変わってはならないものが心でございます
踏まれても 蹴られてもその心だけはまげないで生きとうございます
咲くもあざやか桜の花よまして散る日のいさぎよさ
浮世街道 雨風受けて
意地と度胸で骨身をけずる一本勝負だ 男の浪漫
(セリフ)袖すり合うのも何かのご縁
そのご縁を 命がけで大事にしとうございます
人の振り見て我が振り直すうしろ姿に 恩を知る
明日と云う日を見渡しながら夢の一文字 心に刻む
迷わず あせらず男の浪漫
(セリフ)人の道は険しいものでございます
平らな道などどこにありましょう
おふくろがよく申しておりました汗のしずくを
無駄にするなとその汗をこやしにまた花も咲くのでございます
義理の重たさ情けの甘さ我慢比べか 人生は
天にひとつの命を投げて人の心の かけ橋作る
苦労を覚悟の男の浪漫
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泣きむし蛍 – 浜博也 赤いネオンの 水たまりはぐれ蛍が 目を覚ますきっと嘘つき あの男(ひと)も命燃やして 何になる夜にさすらう 女たちみんな何故だか 似ていますひとりふたりと 肩よ
情け雨 – 浜博也 後は追わない 約束の小指からめる ひと夜宿一途な目をした この女(ひと)に淡(あわ)い倖せ 何故やれぬばかな男を 責めるよに肩に冷たい 情け雨闇のむこうで 紫陽
和む酒 – 浜博也 笹雪模様の ぐい呑みがおまえの小さな 手に似合うつよくなったね 昔よりほんのり淡く ほほ染める飲めばしんしん 夜は更けて今夜はおまえと 雪見酒肴は手作り 皿小鉢
こがれ泣き – 浜博也 貴方が好きだと 叫んでも心をひきさく 船が出る海峡ひとつを 飛べない蝶が紅いネオンに 身をやいてこがれ泣く こがれ泣く 函館の夜女の未練に 降る雨がいつしかみぞ
夢で逢えれば – 浜博也 夢で逢えれば 良かったものを何が二人を 引き寄せた…帰りの切符も 買わないで幸せ捨て去る 真似をするもう…お帰りよ 心が軋(きし)むみぞれがもうすぐ 雪になるも
別離れ涙の雨が降る – 浜博也 幸せすぎたの あなたの胸は見てはいけない 夢を見た夜雨(よさめ)に濡れる 心も濡れる抱きしめて もう一度 もう一度別離(わか)れ涙の あぁ ゝ 雨が降るあなたを
おまえがいたから – 浜博也 風がほどいた おくれ毛を直すふりして 抱き寄せる…許しておくれ逢えてよかった よかった逢えてこの世で大事な まごころを俺に教えて くれた女(ひと)命の限り おま
北の哀歌 – 浜博也 身の丈ちかく 雪が降る故郷(ふるさと)は 線路(みち)の果て九年(くねん)数えた都会(まち)の暮らしに別れを告げるベルが鳴る後ろ髪引く思い出ならば胸のすき間に埋
北国のひと – 浜博也 私の命は あなたの命旅立つ駅で ないた女(ひと)ベルに消された あの声を心にきざむ 忘れない霧の釧路と みぞれの東京今夜はどっちが 寒いだろ…濃いめの水割り 飲
恋めぐり – 浜博也 リラの花びら こぼれる街は小さな恋の 思い出ばかりうすむらさきの カクテルでほほをほんのり 染めていた名前はサキコ 花咲く 咲子噂じゃお嫁に 行ったとか若かった
おまえに逢いたい – 浜博也 北の港町 あの頃二人は波にたわむれる 鴎によく似てた遠く離れた この都会(まち)に白く乾いた この都会におまえはいると 風が伝えた海もないのに海鳴りが俺の背中で
北信濃 – 浜博也 冬と春とが せめぎあうおぼろ月夜の 北信濃あなた あなたの優しさが女ひとりを だめにする肌の熱さに 帯解(と)く夜は夢も溶けます 隠れ宿今宵かぎりの 逢瀬なら命
港に向いた窓 – 浜博也 ため息まじりの 霧が流れて女は今夜も ほおづえついた煉瓦(レンガ)通りの 向こうがわ港灯りが ぼんやりにじむぽとりと 女は 涙をこぼす淋しいんだろ 淋しいんだろ
おまえの子守歌 – 浜博也 季節にはぐれた 木枯らしを背中で聞いてた 夜の巷(まち)あれはおまえの しのび泣きごめんよ 男は 身勝手で逢いたいんだよ もう一度忘れられない… 逢いたいよぬく
別れても…神戸 – 浜博也 愛していたから 君と別れた夜霧に濡れていた 神戸の波止場夢をまさぐり さまよって帰って来たんだ 会いたくて汐風がやけに しみる港町捨てたらいやよと 泣いていたっ
おまえがすべてさ – 浜博也 永く待たせたね たくさん泣かせた夜空の星よりも 涙こぼしたろうか細い腕に余るほど 哀しみ抱えたおまえが愛しい重い荷物は 昨日へ捨てて二人の明日へ旅支度離さない
越佐海峡 – 浜博也 フェリーと同じ 速さに合わせ白いカモメが ついて来るあなた忘れる 旅なのに未練どこまで ついて来る佐渡の島影 かすかに見えて越佐海峡 ひとりきり越後の山を 振り
面影グラス – 浜博也 あんなやさしい 人がなぜどうしてどうして さよなら言えたきつめのルージュ 拭きとれば鏡に嘘が 映ったのわれて砕けた 面影グラスあの日ちぎった ネックレスはじけて
似た者どうし – 浜博也 宵の口から したたか呑めば親父の姿が 目に浮かぶ田舎ぐらしは ごめんだなんていきがる昔が やるせない男の日の目は 夢の夢夜にまぎれた カラスが一羽俺も近頃 わか
お酒が…しみる – 浜博也 女ごころを わかりはしないあなたに真心 尽くした私情け知らずと 恨んでみても惚れた弱さで すがって泣いたあなたあなた あなたあなたのつけた 古傷(きずあと)にお