汽葉ケイスケ

金ピカな世界 – 汽葉ケイスケ

と、ある広大な田園で 古びてるカカシが立っていた
青いボタンが二つ付いて それが彼の目でもあるようだ

鼻や口や耳はなかった 作られた時より初めからなかった
だけど目に映るだけでも 世界はドンとして金ピカだった

談笑するママ友、キラキラしてら 雨降りな今日も、キラキラしてら
稲穂が揺れてる、キラキラしてら カカシの目には、キラキラ映る

音は感じずとも 目に映る金ピカな世界
味は感じずとも テイスティー
香り感じずとも 目に映る金ピカな世界
あぁなんて素晴らしい 金ピカな世界

ある日子供が遊んで カカシにいたずらを仕掛けてた
枝や小石を使って 鼻と口と耳を付けていった
それでカカシは偶然香りと味と音を手に入れたから
ドンと金ピカな世界と よりもっと深く触れてみた

談笑するママ友、悪口ばかり 雨口に入り、なんだ味はせんな…
稲穂が揺れてる、ガサガサうるせぇ カカシの目から 色が消えてった

愛を囁く口のはずだった でも出てくるのは嫌味ばっかなんだ
目ん玉以外はやっぱいらねぇな 鼻口耳は全部もぎとった

音は感じずとも 目に映る金ピカな世界
味は感じずとも テイスティー
香り感じずとも 目に映る金ピカな世界
あぁやっぱ素晴らしい

人気の新着歌詞

グッドナイト – 汽葉ケイスケ

食事あとに、母が毎日洗い続けた食器の山 その数だよ頭抱え、父が書いた文字数と消しゴムの欠片 その数だよたき火囲んで好きな子の名前なんか言い合った夜 その数だよお

表裏のマーチ – 汽葉ケイスケ

ストレスがあるなんて 言われるのは嫌だがストレスがないなんて 診断も癪だし大好きなシリーズの 映画観て数える悪玉倒すため 壊したビルの数破損の保険は? ちゃんと

リルニモ – 汽葉ケイスケ

裏の広場で皆駆け回るが 足の弱いリルニモは木陰で眺めてた「もしも」ではじまる突飛な空想を指人形に込めて自分の名前がついた船で火星へ飛び立つが 指人形のウサギは途

銀河列車 – 汽葉ケイスケ

「マッチを売らぬ少女」 「クルミを割れない人形」なんてものも TTSSUUTTAAYYAA に置いているかなぁ子供の僕が 列車のくもり窓になんとなく、を楽しんで

Silence Talks – 汽葉ケイスケ

誰も知らない 東京で僕は 唯一知った顔の 月を眺めた今声を出せばただの独り言 場所が場所なら「奇声」と成り得るさSilence talks about me n

戯画ブルーズ – 汽葉ケイスケ

考え事しながら淹れたコーヒーが 不味すぎて山さんは叱られたしかしその時浮かんだ事は 後に世界を揺るがすものだったぶんぶんぶんこの炎は焦がしの熱か はたまた誰かを

ラブソング – 汽葉ケイスケ

彼は口下手で 感情が見えずらくて彼女はそれでも 彼に話し続けた彼女は不器用で 料理がいつも焦げるでも彼はそれを サクサクと食べるのだ二人はいつも 見返り求めず 

ゴーストノートに恋をして – 汽葉ケイスケ

あのドラムのスネア ゴーストノートがなければ渋いジャズから「ただの音」に成り下がるチャイナタウンの人気店 レシピは別に普通なの最後の一つまみの香草以外は捨てられ

化け物 – 汽葉ケイスケ

送られてきた 画期的な研究のレポートに驚きそしてセンターは 送付者に賛辞の電話をすぐ掛けてみたがまさかのまさか 弱冠12歳の子供だったので何も聞かず電話をした者

Back to top button