江利チエミ

ほおずき市 – 江利チエミ

宵の浅草 ほおずき市で
あなたにばったり 逢いました
いつかはきっと この人に
嫁いでゆくのと きめていて
幼いあの日が 懐かしい

ゆれる夜店の きれいな灯り
昔と変りは ないけれど
今では二人 それぞれに
知らない道を 歩くのね
流れた月日が かなしいの

何も言わずに ほおずき買って
あなたと私は 別れるの
賑わう人の 波の中
やさしい姿が 消えてゆく
幼いあの日に 帰りたい

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深川くずし – 江利チエミ

丸髷(まるまげ)に、結(ゆ)われる身をば持ちながら粋な 島田や ホントニ ソウダワネチョイト 銀杏(いちょう)返し取る手も恥かし左褄(ひだりづま)デモネ、……中

八木節 – 江利チエミ

アーちょいと出ました 三角野郎が四角四面の櫓(やぐら)の上で音頭取るとは 恐れながらしばし御免を こうむりまして何か一言 読みあげまする稽古不足で 覚束(おぼつ

おてもやん – 江利チエミ

おてもやん あんたこのごろ嫁入りしたでは ないかいな嫁入りしたこたァ したバッテン御亭(ごて)どんが ぐじゃっぺだるけんまァだ盃ァ せんじゃった村役 とび役 肝

城ヶ島の雨 – 江利チエミ

雨はふるふる 城ヶ島の磯に利休鼠の 雨がふる雨は真珠か 夜明けの霧かそれともわたしの 忍び泣き舟はゆくゆく 通り矢のはなを濡れて帆上げた ぬしの舟ええ 舟は櫓で

ここに幸あり – 江利チエミ

嵐も吹けば 雨も降る女の道よ なぜ険し君を頼りに 私は生きるここに幸あり 青い空誰にも言えぬ 爪のあと心にうけた 恋の鳥ないてのがれて さまよい行けば夜の巷の 

五木の子守唄 – 江利チエミ

おどま盆ぎり盆ぎり盆から先ゃおらんど盆が早よくりゃ 早よ戻るおどんがうっちんだちゅうて誰が泣いてくりゅきゃ裏の松山 蝉(せみ)が泣くおどんがうっちんだば道端埋め

叱られて – 江利チエミ

叱られて叱られてあの子は町まで お使いにこの子は坊やを ねんねしな夕べさびしい 村はずれこんときつねが なきゃせぬか叱られて叱られて口には出さねど 目になみだ二

旅姿三人男 – 江利チエミ

清水港の 名物はお茶の香りと 男伊達見たか聞いたか あの啖呵(たんか)粋な小政の粋な小政の 旅姿富士の高嶺(たかね)の 白雪が溶けて流れる 真清水(ましみず)で

明治一代女 – 江利チエミ

浮いた浮いたと 浜町河岸に浮かれ柳の はずかしや人目しのんで 小船を出せばすねた夜風が 邪魔をする怨みますまい この世の事は仕掛け花火に 似た命もえて散る間に 

面影橋から – 江利チエミ

面影橋から天満橋天満橋から日影橋季節はずれの風に乗り季節はずれの赤とんぼ流してあげよか大淀に切って捨てよか大淀にいにしえ坂からわらべ坂わらべ坂から五番坂春は何処

サザエさん – 江利チエミ

サザエさん サザエさんサザエさんって どんな人そりゃもう美人でそりゃもうしとやかで朗らかすぎて 上品で親孝行で 親切でラララでパッパッパパッパッパでララララララ

思い出のサンフランシスコ – 江利チエミ

The loveliness of ParisSeems somehow sadly gayThe glory that was RomeIs of anoth

咲子さんちょっと – 江利チエミ

ちょっと ちょっと 来てちょっと 待ってハーイ ハーイハイハイハイハイ ……目がまわるある日 ある朝 日が暮れてあまく明るい 窓あかりちょっぴり おセンチ ああ

ウェディング・ベルが盗まれた – 江利チエミ

Who's got de ding dong who's got de bell?Somebody bad stole de wedding bell!煙のよう

キャリオカ – 江利チエミ

Hey you listen! Carioca!Say! have you seen the Carioca?It's not a foxtrot or pol

思い出のワルツ – 江利チエミ

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家へおいでよ – 江利チエミ

Come on-a my house my house come on.Come on-a my house my house come on.Come on-

ガイ・イズ・ア・ガイ – 江利チエミ

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ゆきやまつむぎ – 江利チエミ

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虹の彼方に – 江利チエミ

Somewhere over the rainbow way up high,There's a land that I heard of once in a

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