水木良

男の旅情 – 水木良

お前を好きだと 言えないままに
おもかげ尋ねて…三年三月
元気だろうか 幸せだろか
身体(からだ)の弱い 女(やつ)だった
北へさすらう 男の旅は
赤い夕陽が 沈む夕陽が あゝ 目に染みる

海鳴り吹く潮風(かぜ) さびれた港町(みなと)
露地裏こぼれ灯(び)…侘しく潤む
酔いどれなのか 恋しさなのか
ぬくもりやけに 懐かしい
北の酒場の 可憐な花に
そっとお前を 遠きお前を あゝ 重ね酔う

つばさを濡らして はぐれた鴎
淋しく彷徨(さまよ)う…さいはて波止場
哀しい時も 切ない時も
笑顔を見せる 女(やつ)だった
北のあてない 男の旅は
出船(ふね)の哭(な)き汽笛(ぶえ) 凍(しば)れ哭き汽笛 あゝ 胸を刺す

人気の新着歌詞

泣かさんといて – 水木良

街に煌めく 東京ネオンひとり見てたら 涙が落ちた大阪捨てて あんたのそばで八年過ぎたよ 知らん間に泣かさんといて もうこれ以上優しい言葉 かけんといて信じたくな

冬雨 – 水木良

夜更けの街を 一人で歩く馴染みのお店 のぞいては思い出灯り あなたの影がこころの雨に にじんでる憎んでみても やっぱり歩く流れるな 流れるな 未練の涙凍えた胸を

ふるさとは遠きにありて – 水木良

丘に登れば 遥かに輝(ひか)る海にかげろう 沸き立つ町よ夢を追いかけ 夜汽車で着いた東京ぐらしも 数えて五年…瞼とじれば あざやかにあゝ 我が故郷(ふるさと)は

水割りグラス – 水木良

そんなに飲んだらダメだよ 体に悪いから一切合切忘れるなんて無理なこと 無理なことほら…水割りグラス 貸してごらんよなぐさめ一滴(ひとしずく) 入れてあげるそれを

25時の女 – 水木良

きれいな横顔 曇らせて寂しくなんかは ないと云うネオン移り気 移り雨どれほど泣いて 来たのやらいつしか本気に なりそうなあや子 あや子 ススキノ25時北国生まれ

ダンチョネ別れ節 – 水木良

出逢いがあれば 別れもあるさ咲いた花でも 散る日は来るさゴメンひと言 言い出しかねてヒジ鉄くらった 戻り道あの町 その町 ここは何処迷っている間に 日が暮れたハ

酒場のかもめ – 水木良

飛べる翼を 持ちながらなんですがるか この俺に聞けばほんのり 目がしら染めてそっとうつむく 酒場のかもめ世間とやらの 底冷えに泣いてきたのか おまえもひとりいつ

Back to top button