梅谷心愛
-
涙色の贈り物 – 梅谷心愛
生まれた街の夕焼けを大事な私に見せたいと高速バスに乗ったねあれは10月 2年前 優しい声で 泣かせないでよ好きだよなんて 背中抱きしめて 私の誕生日だと 憶えていたんだねあなたが微笑む 気配がする海今日はひとり 眺めてる あなたは海の向こう岸誰かに恋しているでしょうそれでも あの秋の日を想い出すかな 夕陽見て 好きだよなんて 泣かせないでよ想い出なのに 胸が震えるの 夕焼け空から届く 綺麗な音楽が…
-
恋恋歌 – 梅谷心愛
口笛吹いてる横顔がひらひら空から舞い降りる宇宙の果てから粉雪が届いたみたいな 夜更けです 逢いたい あなたに遠くで汽笛が聴こえます初恋だよと言うけど そんなあゝゝ やわじゃない 愛しているとささやくのあなたの声か 幻か甘い想いの苦しさは天使か悪魔か 恋恋歌 あれからふたつの冬が過ぎ私は大人になりましたそれでもあなたを忘れない心を涙で許しましょう 切ない北風鈴の音聴こえる街角はすれ違う人 あなたにみ…
-
チャイム – 梅谷心愛
心のチャイムが鳴り響くよ 教室の隅 転がっていた消しゴムのケースのよに気づけばそこにあって誰も気づかないそんな気持ちがここにあったんだ 時間は誰にも等しく笑うだからね「決める」のは自分だけ 心のチャイムが鳴り響くよいつも始まりは そう 突然未来を告げるのはキミの声足を踏み出せばいい 明日へとチャイムとともに 校庭からは見えない空が世界のどこかにあると頭では分かっていたはずなのにまだ先のことだと思っ…
-
蛍橋 – 梅谷心愛
宝石みたいに 夕霧きらめく岸辺を揺らした 風にあなたの声がする初めて好きだよと 髪に触って言ったひと未来のどこかで逢えるとささやく 蛍橋 卒業アルバム ときめく指先開くと あなたが 何か言いたい瞳(め)をむける都会に行くなって ここで一緒に生きようと貴い言葉が心を叩くの 蛍橋 自転車並べて この橋を渡る無口な ふたりの 愛がきれいね 夕映えに私が帰る日を ずっと待っててくれたのね未来のどこかで逢え…
-
秘密の花 – 梅谷心愛
秘密の花のように 恋の匂いが離れない悲しいわけじゃなくて泣くのはそれが恋だから 人を本気で好きになるのがこんなに辛いことだって 知らず生きてた唇に触れたその日まで 切ない気持ちが 炎で燃えてる私には見えます 街の真上の夕焼けが 秘密の花のように 恋の匂いが離れない悲しいわけじゃなくて泣くのはそれが恋だから 髪を何度も結んでは解き着てゆく服も決められずあなたに逢える ときめきは 甘く じれったい 暴…
-
桜の頃 – 梅谷心愛
夜桜見物の人波まぎれても華やぐ賑わいは 淋しさ連れてくる 博多から東京へ 出て来たあの春も川面を埋(うず)める薄紅の影眺めて泣いていたひとりぼっちの街角 優しい人たちを 目を閉じ想い出すサッカーコートにも 静かな 花吹雪 遠くから見るだけの 愛した人もいた音楽室からそっと手を振るこころに気づかずに通り過ぎてく あなたが 遠くから見るだけの 愛した人がいた音楽室からそっと手を振るこころに気づかずに過…
-
真赤な太陽 – 梅谷心愛
まっかに燃えた 太陽だから真夏の海は 恋の季節なの渚をはしる ふたりの髪にせつなくなびく 甘い潮風よはげしい愛に 灼けた素肌は燃えるこころ 恋のときめき忘れず 残すためまっかに燃えた 太陽だから真夏の海は 恋の季節なの いつかは沈む 太陽だから涙にぬれた 恋の季節なの渚に消えた ふたりの恋に砕ける波が 白く目にしみるくちづけかわし 永遠(とわ)を誓った愛の孤独 海にながしてはげしく 身をまかすいつ…
-
買い物ブギ – 梅谷心愛
今日は朝から私のお家はてんやわんやの大さわぎ盆と正月一緒に来たよなてんてこ舞いの忙しさ何が何だかさっぱりわからずどれがどれやらさっぱりわからず何もきかずにとんでは来たけど何を買うやら何処で買うやらそれがゴッチャになりましてわてほんまによう言わんわわてほんまによう言わんわたまの日曜サンデーと言うのに何が因果と言うものかこんなに沢山買物頼まれひとのめいわく考えずあるもの無いもの手当たり次第にひとの気持…
-
人生一路 – 梅谷心愛
一度決めたら 二度とは変えぬこれが自分の 生きる道泣くな迷うな 苦しみ抜いて人は望みを はたすのさ 雪の深さに 埋もれて耐えて麦は芽を出す 春を待つ生きる試練に 身をさらすとも意地をつらぬく 人になれ 胸に根性の 炎を抱いて決めたこの道 まっしぐら明日にかけよう 人生一路花は苦労の 風に咲け 人気の新着歌詞 あこがれ橋 – 梅谷心愛 薔薇色の空 あこがれ橋は少女が大人へ 渡る橋川の瀬音…
-
黄昏のビギン – 梅谷心愛
雨に濡れてた たそがれの街あなたと違った 初めての夜ふたりの肩に 銀色の雨あなたの唇 濡れていたっけ傘もささずに 僕達は歩きつづけた 雨の中あのネオンが ぼやけてた雨がやんでた たそがれの街あなたの瞳に うるむ星影 夕空晴れた たそがれの街あなたの瞳 夜にうるんで濡れたブラウス 胸元に雨のしずくか ネックレスこきざみに ふるえてたふたりだけの たそがれの街並木の陰(かげ)の 初めてのキス初めてのキ…