村上ユカ

  • strawberry feel – 村上ユカ

    よく晴れた朝には 素直になれるんだいつもすねて 謝れなくって ごめんねありがとうのこころ きみに伝えたい言葉じゃなくて、なんとなく そう feel like strawberry ふざけているようでも 笑わないでねこれでも本気だから 目覚まし時計より 早く起きれたから君に会いに自転車こいで 風船 雲の上に 虹がかかったなら 何でもかないそう世界じゅうの争いの全て さよなら夢を人はみんな 叶えてきた…

  • おかえんなさい – 村上ユカ

    「おかえんなさい」って言葉 ひさしぶりに聞いたあそこのネコのなき声かも 知れないけど駅前のカレー屋の においがしてる今日は道草しないで おうちに帰ろう あの頃の僕らは やけに急いでいたねもっと今を見よう だってきれいな夕陽 私が生まれた時に吹いた風はひとめぐりして 今 この手のひらにこの風はやさしいうた知ってるよおかえんなさい、わたし、そんな夕暮れ そんな夕暮れ 疲れた足を伸ばし 君に電話をしよう…

  • さかさまスプーン – 村上ユカ

    ストーブ燃やす 真冬の部屋でぐるぐる巻きのマフラアでプリンを食べる まるいスプーンは世界をさかさまに映す 窓にでたらめの文字で書いたらキミは気付くかなスキと書いてすぐ消した こわれたラジオを胸にあてかくれた電波をつかまえよう異国のことばでさあうたえさかさまスプーンのアンテナ立てて ストーブ燃やす 真冬の部屋でひざの上にル・コルビュジェの本ホットミルクの ま白いかわをすかして飛び込め異次元 世界をさ…

  • オリオン – 村上ユカ

    オリオンが空に輝く季節は澄んだくうきのなか あなたに会うよ 月の灯りだけランタンにつめて夜の公園で待ち会わせよう あなたと過ごした時間を知るのは空に浮いている三日月の傾きで もしも世の中にかみさまがいるならもう少しだけ しあわせを 渡り鳥が北へ飛びたって行ったもうすぐこのコートもいらなくなるだろう オリオンが溶けてあさつゆになるころ耳もとに吹いた天使の風 長かった冬ももうすぐ終わるから花時計の前で…

  • yuki no hi – 村上ユカ

    カプチーノ飲んでめざめたよ 雲のようなミルクくちびるに窓をあけたら曇り空 雪が降りそう 電線の上凍えてる 名前も知らないコトリたち窓をあけたら寒い風 雪が降り出す この景色をスカートに 閉じ込めてしまいたい‥ この雪は長く争い続ける あの国々でも降っているだろう国境をはさみ戦う国を ましろくつながるひとつの世界へ! カプチーノ飲んでめざめたよ 雲のようなミルクくちびるは雪を降らせるおまじない きっ…

  • 風がついてきた話 – 村上ユカ

    夜の道のんのんと手をうしろ組みながら(歩いてたら 歩いていたら 突然!)欲しいものひとつだけいいなさいかなえよう(風がいうの 風がいいます!) 無視しても ついてきたのでしかたなく 立ち止まる 考えたらきりがない ゆび折りかんがえたよ(たくさんある、たくさんありすぎるよね!)土星の輪でつばができた山高帽もいいな(街を歩けたら なおさら!) 流れ星 捕まえられたら 照らそうか この闇を 本当は この…

  • エクリプス – 村上ユカ

    あなたがいなくて一日は長く目覚めているのに 眠ってるようです更けていく街に 見上げた満月プラタナスの実に 少し隠れてる 今ここに立っている私 心はちぎれそうまるでチベットの丘に揺れる旗 なすすべもなく風に吹かれる 行くあては ほんとは解らない 生きている意味さえもこの星がまわってる理由と 同じなのかもしれない同じなのかもしれない ラジオのニュースは遠い外国の 今世紀最後の月蝕を伝えた欠けているので…

  • 小鳥(version2) – 村上ユカ

    季節を乗せた風は舵をとりながらあそこの十字路で見失う飛び立つ事を知らない 小さなこのハネは嫌いじゃないけど どこかもどかしいよ 真実は指先で 切り裂ける言葉よりも深く 目を閉じて 目を閉じて 風の音を聞いてその中に大切な歌があるから雨に迷う私に 手を差し伸べてくれる誰かを探すよりも 自分を探す 私が生まれた森とは 違う速さでそれぞれの場所で季節がくり返される花は時がくれば 素直に咲いてゆくし私にだ…

  • 櫻 – 村上ユカ

    わけもなく悲しい時は 歌をうたってみるのためいきをつく時間さえ 消してしまうためこれ以上考えると 歩く事も恐くて風もないのに 風の音 それは胸の中 ひろった小石で闇を照らして 嘘をつかない話し相手のところ高い寒空に張りめぐらされた 風を受ける櫻のこずえ 言葉にならなくたって それでいいさ櫻の蕾のような 幼く強い心壊れそうに枝揺らす 風は僕の 強さを知らせたいために強く強く吹いている 新しく生まれ変…

  • ホラルナ – 村上ユカ

    青い月が空の碧に とけるころには きみもねむる長いまつげがまっすぐに 影を落として 胸にささる 僕が君にひかれたのは 痛いくらいに純粋だから眠ったまま のばした手が ほおをつたわる涙をとめた ホラ 窓辺には 白い野バラが咲いたルナ 青空は まるで君のこころみたい 夢のなかからつれてきた 優しい気持ち 君にあげるそしてできれば悲しみは 二人のために分かち合いたい ホラ 永遠に解けない魔法かけてルナ …

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