日吉ミミ

生まれてはみたけれど – 日吉ミミ

生まれてはみたけれど
父さん母さんいるじゃなし
洗濯干場のたそがれに
ぼんやり見ていた 渡り鳥

生まれてはみたけれど
帰る故郷があるじゃなし
やさしいことばほしくなり
だまされにゆく 安酒場

生まれてはみたけれど
筋も掟も知りませぬ
妻も子もあるひとだけど
おしたいします なみだ花

生まれてはみたけれど
妻という名にあこがれて
あなたの家の表札を
ぼんやり見ていた 赤とんぼ

人気の新着歌詞

いのちのしずく – 日吉ミミ

風のない おだやかな午後ふと人生を ふり向いたら私がこの世で 一番愛した人は あなたでした泣かせて… もう 心のまま生きても いいでしょう涙は いのちのしずく泣

世迷い言 – 日吉ミミ

窓打つ木枯し みぞれがまじるデジタル時計がカタリと変るもしや あんたが帰って来たのかとベットをおりたら出るくしゃみ変なくせだよ 男にふられたその後はなぜだかきま

男と女の数え唄 – 日吉ミミ

男とせ 顔がまずいと くやむじゃないよほれた女がいるならばそれでいいじゃないか女とせ 泣いてすがって 傷つくよりも死んだ小鳥はすてるものそれでいいじゃないの男と

悲しい女と呼ばれたい – 日吉ミミ

さみしい男がいたら どうぞ紹介してさみしい女にとって 恋は宝なの一緒に映画を 見るもよしやすい酒場で 飲むもよし男と二人で 涙を流したい心の真中あたり 冷たい風

未練の女 – 日吉ミミ

この目をみてと あの人に云った私が 悪いのかそれとも 二人は結ばれぬ星を背負った 仲なのかさみしい さみしい さみしいとため息まじりの 酒に酔うさめたあなたと 

失恋 – 日吉ミミ

昨夜(ゆうべ) ふたり今夜 ひとり汽笛が 消えてく背中が 冷える灯りが うるむ小指が 濡れるたった三月の 交際(つきあい)だけど涙のぶんだけ あ…… 惚れました

ひとの一生かくれんぼ – 日吉ミミ

ひとの一生 かくれんぼあたしはいつも 鬼ばかり赤い夕日の 裏町でもういいかい まあだだよ逃げてかくれた あのひとをさがしつづけて さすらいの目かくしとけば 雪が

たかが人生じゃないの – 日吉ミミ

あのひとが死んだわ朝日が昇ったあたしは文無しだけれど何とかなるわ鏡を拭いて素顔をうつしたかが女の 人生じゃないのさみしくなったらじぶんの腕でじぶんを抱きしめて口

戯言 – 日吉ミミ

浮気者だと あいつは言ったそれでも本気で 惚れてみた噂話の 多い奴ならふられたあとが 楽だもの女は遊びじゃ 愛せないどうせ泣くよと あいつは言ったそれでも一途に

壁の花 – 日吉ミミ

ああどうして あんたは突然こんな所に 呼んだのよポンパドールが ゆらゆらと派手な舞踏会造花みたい 壁のあたりへばりついてる このあたし継ぎだらけのブルージーン 

居酒屋 – 日吉ミミ

カウンターに 頬杖ついてあんたの横顔を 見ていたらなんだかみじめに なってきて涙がしらずに あふれだす袋小路の居酒屋は淋しがりやの集まる所悲しい話は もうやめて

流れ星挽歌 – 日吉ミミ

あんたおめでとう あの娘と結婚するそうねどうりで近頃 変だと思ってたわあたしが寝た頃に いつでも帰って来るようだしお金も派手に使ってるようじゃない皮肉に聞こえた

呑駄くれ – 日吉ミミ

ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心泣いて 泣いて 泣いて泣いて 泣いて どうなるのどうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれお酒をついで からまないから何処で寝ようと 他

東京チカチカ – 日吉ミミ

東京チカチカ 突っぱりシティ肩がぶつかる 言葉が刺さる郷里(くに)に残した梨果(リカ)ちゃんは今もひとりでいるだろかそれとも誰かに抱かれたら東京チカチカ 心がサ

男の耳はロバの耳 – 日吉ミミ

人の噂を 切符に変えて北の駅から 逃げ出したのは夏の終りの 螢が一つポカリポカリと またたく夜ふけ男の耳はロバの耳女の愛が きこえないハラリ枯葉が 舞いちる夜に

恋愛詩 – 日吉ミミ

愛することは 人の坂道登りきりたい 果てるまで涙笑いに 汚れた顔も九十九(つづら)折り行く 結び合い日向の中で 花に身を寄す人の世の夢 若き夢花橘は 丘の上に咲

天気雨 – 日吉ミミ

待ってみようか あきらめましょかそれとも後を 追いかけましょうか夢のつづきは おしまいですか背中を向けたままあなたはいつも 天気雨想い出だけを まき散らす私の心

北風ぴゅうぴゅう – 日吉ミミ

肩こり損の くたびれ儲けそれが人生と 言うけれど急がば廻れ 泣き虫上手なんて言うじゃないぴゅうぴゅう 北風吹く夜は湯気の向こうで かわいい妻があんたの帰りを 待

焔(ほのお) – 日吉ミミ

灯り落とした 枕辺は寝物語の 夢がたり紅の乱れも そのままに口で移した しのび酒ああ 抱かれて女は花になる惚れりゃ誰でも初心になる燃えて散れ散れ 胸で散れ女ごこ

ウォーキング マイ ライフ – 日吉ミミ

花瓶の赤いバラ 一輪とってぽけっとに差せば 青春にかえる微笑みと泪しか知らなかった あの頃平気でいえたよ 愛していると恋もしたし 夢もみた 別離もあったそれなり

Back to top button