新内枝幸太夫

京都夢ごよみ – 新内枝幸太夫

粉雪の
おけら詣りの ゆきずりに
ふれあう袖が 縁結び
ときめく心 寄せあって
福茶をくめば 初明かり
あゝ 二人の京都 夢ごよみ

あでやかな
都どおりの 三味の音に
甘えて暮らす 夢ばかり
待つ間は長く やるせなく
御室(おむろ)にけむる 花吹雪
あゝ 二人の京都 夢ごよみ

はなやかな
祇園祭の 宵山(よいやま)で
離れた人が 気にかかる
ひとときさえも 忘れない
想いに燃える 大文字
あゝ 二人の京都 夢ごよみ

夕映えの
鴨(かも)の流れに めぐり逢う
二人の明日(あす)は 紅葉晴れ
幾代(いくよ)を契る 盃に
ゆかしく浮かぶ 祝い月
あゝ 二人の京都 夢ごよみ

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