志麻

悪女 – 志麻

生き血を陶器に擦るような慣れたリップの仕草が
僕のエイムを掻き乱して目が眩んでいる星の光

シナリオ通りのメロドラマが響かないほど退屈だ
破滅へと続く扉の魔力に取り憑かれている

進めばトラップだらけだって 君は妖しく手招いて
謎めく星が瞬いて 引き寄せられている

無愛想に足を組んで珈琲を飲む
崩せそうにないほど狂おしく
狙えば狙うほどに遠ざかる
君を抱き寄せて

射止めたら寵愛の毒で おいでよ、蜜月の果てに
泥濘んだ僕らだけの愛撫でいま傷つけて
悪戯で妖艶な君は夜を駆けるアンタレスさ
赫灼を纏う目に ほら、狙わされている

生き血で絹を煮染めたような深紅色(クリムゾン)のワンピースを
無邪気に捲くる姿は悪魔にも天使にも見えた

ゆらゆら 夢の中 君の幻に逢えたら
あどけなく笑う優しい瞳 なぜだろう、忘れられない

醒めれば耽美で漂って 官能的に撫でつけて
言葉でも繋がりあって 君の匂いでオーバードーズ

射止めたら最愛の飴を 同時に呪うような鞭を
遅効性の猛毒でじわじわと狂わせて
望むならどこまででも 奈落でも地獄でも
赤星を宿す目に ほら、狙わされている

君の寵愛の毒と僕の偏愛の弓で

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