徳久広司

しぐれ川 – 徳久広司

春にそむいて しぐれ川
ふたりこぎ出す 情け舟
抜いた指輪を 川面(かわも)に投げて
これでわたしは あなたのものと
すがるおまえを 離しはしない

着のみ着のまま ほつれ髪(げ)に
せめてひとひら 花吹雪
明日の夢さえ 見えないけれど
こころ通(かよ)わす ぬくもりあれば
生きて行(ゆ)けるとほほえむおまえ

にごり川でも いつの日か
陽光(ひかり)きらめく 海に出る
死ぬも生きるも ふたりと決めた
恋のさだめが 指さすままに
ゆれて流れる あゝしぐれ川

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ノラ – 徳久広司

やめて…下手な嘘 抱いて…今はただ雨にぬれたノラ 帰りついたあんた…いい女なら 割りきってあげるわ誰となく 惚れてないと駄目な 駄目な ひとなの…好きよ…好きよ

泣かせて大阪 – 徳久広司

夢と玩具(オモチャ)が あったなら周囲(まわり)が見えない 男(ひと)やからままごと遊びに あゝ飽きたなら行ってもええよ 若い娘(こ)に阿呆がつくほど 惚れたか

夕立 – 徳久広司

かなかな蝉(ぜみ)が 鳴き止んで突然夕立 降り出したずぶ濡れになり バス停でこの俺見送(おく)って くれた女(ひと)なつかしく ほろ苦く情けなく やるせなく夏が

遠花火 – 徳久広司

下駄がからころ 後追うように浴衣の裾に 絡みつく夜空にひとつ またひとつ肩を寄せ合う 橋の上瞬間(とき)を彩る 遠花火(とおはなび)燃えて広がる 菊一輪も音と光

男の涙は三度だけ – 徳久広司

男の涙の ひとつめは親友(あいつ)のために 泣いてやれ真面目(まじめ)に真っ直ぐ 生きてるやつを世間はあっさり 爪弾(つまはじ)きそっと冷や酒 コップに足して黙

北の雪虫 – 徳久広司

夜が凍(しば)れて 雪にかわればしゅるしゅると 胸が哭(な)くどうせのめない きついお酒がたまらなく ほしくなる北へ北へと あの人を追いかけていつか はぐれた 

おまえに惚れた – 徳久広司

俺にきめろよ まよわずに言って振り向きゃ ついてくる惚れた 惚れたよおまえに惚れた肩を抱きよせ 眸(め)をのぞきゃ頬に紅さす おまえに惚れたあなた躰(からだ)に

ヘッドライト – 徳久広司

北へ走ろう お前と二人北は雪どけごろだろう春もあるだろうそんなに泣くなよ今夜からは二人だけだよふり向けばつらいことばかりの東京は捨てたよ夜霧にゆれてる悲しみのヘ

おまえの港 – 徳久広司

こんな女で いいですかおまえは小さく つぶやいて細い肩先 ふるわせる夜明けまぢかの 北岬ふたりの行先灯りがともる今日から俺が おまえの港かくす手首の傷あとは心の

北へ帰ろう – 徳久広司

北へ帰ろう 思い出抱いて北へ帰ろう 星降る夜に愛しき人よ 別れても心はひとつ 離れまい北へ帰ろう 思いを残し北へ帰ろう 誰にも告げず夜露を踏めば ほろほろとあふ

夜桜 – 徳久広司

夜桜舞い散る 春なのにふたりの夢よ いつまでかくれんぼあなたの傍に いるだけでこんなに幸福(しあわせ)と背中(せな)に甘える いとおしさ泣かすやつだよ おまえっ

ゆきずりの花 – 徳久広司

旅の途中の駅裏酒場堤灯がぼんやりともる頃女がひとりで手酌酒手酌酒ヒュルヒュルと風にまかれて鳴いているよな縄のれん理由がありそな横顔が心ゆするよゆきずりの花銚子並

放(ほ)かされて – 徳久広司

水に七色 ネオンの花は夢がありそに 浮かれてるけど私(うち)はあんたに 放(ほ)かされたままひとり曽根崎 はぐれ鳥忘れなあかん…忘れなあかんあんたなしでは よう

人恋酒 – 徳久広司

人に教わることもなくいつかおぼえた 酒の味生きてくつらさ 心の傷を酔ってわすれる 裏通り酒よ 今夜もおまえとさしむかい人に踏まれて泣きもした恋にいのちを 賭けも

想い出をありがとう – 徳久広司

過ぎ去りし青春 輝いていた日々も哀しみの彼方へと 時間が連れて行く男の夢と 男の心密やかに 鮮やかに 残してくれたサヨナラ 兄貴… 想い出をありがとう儚くも 燃

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