岸洋佑

お天気雨 – 岸洋佑

君がどう思うかなんてわからないけれど 街を歩く僕の頭は散らかっている
だってさ 空はこんなに晴れてるのに ポツポツと雨が降り出すんだ
それが俗に言うお天気雨ということくらい
いくらバカな僕でさえわかってる わかるよ
だけどさあ 梅雨明けのこの東京に 似合うはずもないんだよな

あぁ なんかむしゃくしゃするな あぁ 思い出したくもないのに
君の丸い丸い親指とか なんてことない言葉が 愛しさのままに僕を責める

いつも笑って時に甘えて 君の悪いトコも受け止めて
そんな人と出会えていますように
死ぬほど好きで だけど未熟で 君を傷つけた僕はひとり
ため息混じりの路地で 気付いたんだ今日は君の誕生日

誰がどう思うかなんてわからないけれど 期待通り予想通りの人生じゃなくて
きっとさ 羨ましく見えるあいつも 苦労とか 涙とか してんだよな
それに気付けないで愚痴を言って生きる日々に
どんな素晴らしいことが 待ってるんでしょうか
こんなさあ いつどうなるかもわからない 命だから君が恋しくて

あぁ 何かの手違いでさ あぁ 戻りたいわけじゃないけど
僕のダサいダサい言い訳とか 本当しょうもない気持ちは
五線譜に乗せていつの日にか

例えばいっそ 僕のことを 君は忘れてしまえばいい
他の誰でもなくてただ君を
死ぬほど好きで 二度と逢えない 君を傷つけた僕はやがて
何度季節越えれば 忘れるんだ 今日は君の誕生日

八月の風を今 とても冷たく思った 情けないほど愛していたのに

いつも笑って時に甘えて 君の悪いトコも受け止めて
そんな人と出会えていますように

それならいっそ 僕のことを 君は忘れてしまえばいい
他の誰でもなくてただ君を
死ぬほど好きで 二度と逢えない
君を失った僕はひとり
何度季節越えても 忘れらんないよ そんな君の誕生日

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