岡平健治
旅立ちの朝 ~ニッポンの唄 滋賀~ – 岡平健治
初めての失恋に泣いた日も 汗だくの部活帰り道も
いつだってあの琵琶湖が 僕たちを見守ってくれた
就職で上京する朝も泣きながら 手を振る僕を
変わらずにあの琵琶湖は 僕を見送ってくれた…
澄み渡るほど晴れた日は
石山寺から見渡せる
慣れ親しんだお気に入りの景色
結局この場所に来てしまった…
幼い頃からそこにある 大きな存在
街を離れる最後の日も 気が付けばやっぱり真核で
いつかきっと成長して帰ってくるからどうか忘れないで…
両親と大ゲンカした夜も 将来の夢を誓った時も
いつだってあの琵琶湖は 僕を見守ってくれた
変わらずにいて下さい 切に願うよ 生まれた街だから
旅立つ朝も変わらずに あの琵琶湖はやさしく見送ってくれた…
ゆらりゆられて遊覧船
南湖の周りを巡り廻っていく
飲み込む勇気に愛情を 進まなきゃいけないよね?
3Fの一番後ろのオープンデッキに立って
クルクル回る スクリューの軌跡と白い泡を消えるまで見てた…
僕が感じるこの事を 全部すべてを見せてあげるから
感じるかいこの風を やさしいこの風を
『「流」れゆく水の如く 我が子のように「慈」しむかな…』(滋)
そのど真ん中にあるよ 俺たちの琵琶湖がある
僕が感じる現実を 全部すべてを見せてあげるから
感じるかいこの風を 冷たいこの風を…
流れゆく水の如く 我が子のように慈しむから
(流れゆく…我が子のように…)
そのど真ん中にあるよ 僕たちの琵琶湖がある
(愛しむかな…)