木々が緑を 芽ぶくよに
胸のふくらみ 気付いたのは 12の年
レモンの色の セーター着た
私の事を はやし立てる 腕白坊主
ノートを抱えて 駆けたけど
燃えたつように 恥ずかしかったわ
初めて手紙 もらったのは
夏休みまで あとわずか 14の頃
くれたその子が はにかむから
私もなぜか 顔を伏せて うつむいたまま
白い封筒 目に痛くて
返事はとうとう 書かなかったわ
大人の中で くらしたから
その人の事 憧憬(あこがれ)たの 16の時
幼い夢を 話し合える
たった一人の 心通う 人だったのね
だけどはしかのように過ぎる
淡い初恋 それだけなの
好きというより 友達なの
兄キのように 甘えられる 18の今
ぶっきら棒な 人だけれど
その人の胸 その言葉も 信じられる
幸福という 目に見えない
夢を一緒に 見ている私 18の今
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野薔薇 – 山口百恵 野薔薇がいくつか咲いてますふたりが泣いたあたりちょうど今頃街角が寒さの身仕度をはじめる頃でした私は心を偽ってあなたと別れましたもっとあなたにふさわしい女性を出来
感傷旅行 – 山口百恵 もう私のとるべき道はあなたの前から消えるだけまたひとつ 駅が過ぎまたひとり 人が立つ初めての 汽車に乗りあてもない 旅に出たありがとうあなた あのやさしさをさよ