♪待った 待った
ちょっと待っておくんなさいよ♪
浪花生まれで 大江戸育ち
涙もろくて おっちょこちょいで
曲がったことは 大嫌い
こんな女で ございます…
「チョイト そこのお嬢さん
振られたのかい 惚れたのかい」
夢と情けを結んで締めりゃ
恋の花道七三(しちさん)で
好きなお方と エー… 見得を切る
♪「辛い時には歌いましょう ソレ
踊りましょう ソレ
さあーさ 手拍子 足拍子」
歌の文句に あったじゃないか
まわり舞台さ この世の中は
いらいらしたって はじまらない
エンヤコラヤと まいりましょう…
「チョイト そこのお兄さん
勝った負けたで 切れちゃダメ」
夢とやる気を 結んで締めりゃ 元気本気の花が咲く
意地と度胸の エー… 花が咲く
右に行こうか 左に行こうか
道に迷って 奈落に落ちて
又 せり上がる 七変化
浮世芝居の 泣き笑い…
「チョイト そこのお客さん
浮かぬ顔して どうしたの」
夢と明日を 結んで締めりゃ 苦労 七坂 女坂
越えてみせます エー… 歌で越す
♪「辛い時には歌いましょう ソレ
踊りましょう ソレ
さあーさ 手拍子 足拍子」 アソーレ
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他人船 – 小野由紀子 別れてくれと 云う前に死ねよと云って ほしかったああ この黒髪の 先までがあなたを愛して いるものを引離す 引離す 他人船背中を向けた 桟橋でさよなら云えず 濡
椿さのさ – 小野由紀子 紅い椿はね 紅い椿は おんなの涙主(ぬし)の情(なさけ)に つい ほだされてえー・チョイと えー・棚(たな)の達磨(だるま)さん チョイと下ろしえー・チョイ蹴(
しあわせ港 – 小野由紀子 ここは しあわせ しあわせ港波が踊れば カモメも踊るカモメ踊れば 若い衆も踊る可愛いあの娘と 眼と眼が合えば心ウキウキ 心ウキウキ 浮かれ船(チョチョンと チョ
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サムライ – 小野由紀子 散(ち)り際(ぎわ)を真似(まね)て生きたい 桜花(さくらばな)散(ち)り際(ぎわ)の 見事(みごと)さよ無心(むしん)の姿 桜木に知る嗚呼(ああ)…命惜(いの
歌行燈 – 小野由紀子 芸の蕾(つぼみ)が 咲く時は命の恋が 散ってゆく儘(まま)にならない 浮世(うきよ)のさだめ邪魔をする気か嗚呼(ああ) 小夜嵐(さよあらし)兄と慕った あの日か
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嫁ぐ日まで – 小野由紀子 できることなら 苦労をせずに育っておくれすくすくともみじのような 手をにぎり吹雪の海峡 越えました母は この身をけずってもあゝ おまえわたしの 命です風も冷たい
忘れ花 – 小野由紀子 季節はずれの 雪もようみやこ忘れの花に舞う忘れたくない 忘れたい道に迷って おんな旅あの人今ごろどこにいる花はいのちを抱きしめる人は心をもてあます忘れたくない
深川雀 – 小野由紀子 娘十六 恋染めし亀戸天神 願かけ参りつれない御神籤 末吉を枝に結んで チョイと拗ねて ハァー深川雀が チュンチュンチュン噂ばなしに チュンチュンチュン親にゃ内緒
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あやめ旅鴉 – 小野由紀子 故郷(ふるさと)を…捨てて三年 流れて五年今じゃ抱(だ)き寝(ね)の 一本刀(いっぽんがたな)あやめ咲く時ゃヨー あやめ咲く時ゃヨー可愛いあの娘(こ)の 夢ばか
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