ひとりぼっちで歌ってた
郷里(くに)を離れた小さなアパートで
夕やけ空の窓の向こうに
涙でちぎれた母の顔
あれは桜が咲いていた
アメリカ村の芝生の庭にも
兵隊さんの陽気なJAZZ(ジャズ)が
幼なごころに哀しかった
歌うことは 泣くことよりも
哀しいことだと知ったけど
みんな昔 昔のはなし
抱きしめたいほど懐かしい
舞台(うた)はわたしの 人生だけど
籠でさえずる 鶯(とり)じゃない
舞台(うた)はわたしの 生き方だけど
ラララ…ラララ…倖せは何処(どこ)…
ひとりぼっちで泣いていた
母の手紙を何度も読み返し
明日は帰ろう歌などやめて
カバンにつめこむ赤い靴
あれは小雪が降っていた
見知らぬ町のさびれた小劇場(こや)で
だるまストーブ抱えた指が
哀れなほどに真っ白だった
生きることは 死ぬことよりも
切ないことだと知ったけど
それも昔 昔のはなし
抱きしめたいほど懐かしい
舞台(うた)はわたしの 人生だけど
空を飛べない 孔雀(とり)じゃない
舞台(うた)はわたしの 生き方だけど
ラララ…ラララ…青空は何処(どこ)…
ひとりぼっちで飲んでいた
海を見下ろすホテルの窓辺で
今度生まれてくるならきっと
恋など知らない白い雲
あれは真夏の砂浜で
彼の背中を追いかけながら
無邪気に甘えた私の姿
綺麗に咲いたひまわりだった
若いことは かげろうよりも
儚いことだと知ったけど
みんな昔 昔のはなし
抱きしめたいほど懐かしい
舞台(うた)はわたしの 人生だけど
雲を食べてる 鴎(とり)じゃない
舞台(うた)はわたしの 青春だけど
ラララ…ラララ…あの人は何処(どこ)…
ひとりぼっちで眠ってた
長い夢から目覚めた病室(へや)は
白いベッドの窓の向こうに
枯葉が舞い散る朝だった
あれは野菊を抱いていた
父と母が眠るお墓で
もうすぐわたしも電車に乗って
子供の頃へ帰るから
この世に生れ この世の別れ
倖せだったと知ったけど
みんな夢ね 帰らぬ夢ね
抱きしめたいほど愛しい
舞台(うた)はわたしの 人生だけど
父母(おや)にはぐれた 雲雀(とり)じゃない
舞台(うた)はわたしの 故郷(ふるさと)だけど
ラララ…ラララ…想い出は何処(どこ)…
舞台(うた)はわたしの 人生だけど
父母(おや)にはぐれた 雲雀(とり)じゃない
舞台(うた)はわたしの 故郷(ふるさと)だけど
ラララ…ラララ…想い出は何処(どこ)…
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