小川義夫

男の年輪 – 小川義夫

男一人で 生まれ来て
仕事一筋 まっしぐら
登り登って 頂点に
立ちて後ろを 振り返えりゃ
男の年輪 幾重にも
重なる数は 七十余

男 意気地を 秘めながら
苦労背中に 時が来りゃ
恋も女も 捨てましょう
夢に向かうさ 負けやせぬ
胸の想いは 幾重にも
重なる数は 七十余

我を忘れて ひとときの
むかしなつかし あの女(ひと)は
今は他人花(よそばな) 幸せか
思い出させる 恋しぐれ
男の年輪 人生は
歴史に残る 七十余

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昭和二桁ガンバルマン – 小川義夫

ガンバルことが 勲章で野越え山越え きたには来たが昭和二桁 雨蛙飛べなくなった 水溜りアー平成からは かたつむり背中に家と 家族乗せぼちぼち行くのさ 頑張らず浮

男の道 – 小川義夫

男の顔は 勲章だ泥をぬられて 地を這って笑顔絶やさず こらえて耐えろ成すも成さぬも 根性だいつか時節の 風が吹く男は顔に 誇り持て前へ進めば 小突かれてうしろ振

懐かしのふるさと – 小川義夫

生まれ育った おいらの町は村のはずれの 小さな田舎(ところ)どんなに世の中 進んでもなにも変わらぬ 昔のままで懐かしのふるさとは 俺のおれの始発駅時は気まぐれ 

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