大城バネサ

  • おねえちゃん – 大城バネサ

    いつもつないで くれていたふたりきりの 小さな手生まれ育った この町でふたり孤独を 感じてた 石畳の 凍てつく道で見えない未来を 探してた せつない思い 隠してたおねえちゃん おねえちゃん いかないでわがままばかり ぶつけてたわたしを置いて いかないで ふるさとはなれて 歌いつづけひとりの部屋で こごえてる思い出すのは あなたの手二度と 会えない 遠すぎる ビルの谷間の 凍てつく道で見えてる未来か…

  • 長良川悲恋 – 大城バネサ

    窓の外を 眺めれば辛い想いが 込み上げる二人を引き裂く分水嶺(ぶんすいれい) 分水嶺愛しているから 別れるの溢れる涙を この川に捨てて旅立つ あゝ 長良川 水面(みなも)  揺れる清流の想い崩れる 青あらし二人で夢見た夫婦滝(めおとだき) 夫婦滝貴方にも一度 逢いたくて心の乱れが 邪魔をする未練残して あゝ 長良川 揺れる炎 鵜飼船涙こらえて 見上げれば雲間に切ない金華山(きんかざん) 金華山愛す…

  • 俺の漁歌 – 大城バネサ

    吠える荒波 命をかけて漁場を目指す 白波街道波のトンネル マグロに迫り俺のこの腕(て)に くらいつく獲ったぞエー 獲ったぞエーハンパ帰りは 男がすたる待たせてばかりで すまねえが浜の味噌汁 のみてえな 海の男が くじけた時は演歌がいちばん こころにしみる大漁旗で 帰るまで力合わせて 勝負する獲ったぞエー 獲ったぞエー早く見たいよ おまえの笑顔白肌ぬくもり 思い出すやんちゃ息子と 待ってろな 獲った…

  • さよなら岬 – 大城バネサ

    辛くなるから 捨てて下さい涙の紅が ついたハンカチは海の彼方に 飛び立つ鳥は未練残しちゃ いけないわああっ さよなら岬 貴方にあげた恋の命が…恋の命が… ひらひら舞う… 汚し切れない 愛の背中よ振り向かないで いいのもうあなた風に飛ばした ハンカチだけが秘めた想いを 知ればいいああっ さよなら岬 波間の青に白い別れが…白い別れが… 泣き泣き散る… どんな別れも 悲しみじゃない人を愛した 痛みならあ…

  • 火の酒よ – 大城バネサ

    炎の様に 熱いよ 女は盃さえ 交わさぬ恋でも悔いはしないさ 命そそぎ尽くし笑って死ねるよ あんたの為なら燃えて抱け… 燃えて抱け… 女は火の酒よグッと呷り 本気で惚れなさいこの酒と… 離れずに… 離れずに… どん底でも 女は 平気さあんたがそう 一緒にいるなら強くなれるよ 愛は生きる力希望のともしび 命の花火さなみなみと… なみなみと… 今夜も火の酒を飲んであんた 本気で酔いなさいこの酒に… 何処…

  • 砂の人形 – 大城バネサ

    あてもないまま 汽車に乗るこんな淋(さび)しいことが ありますか好きだから 別れるなんて軽く言える 男のきもちわからないわからないから 心のけじめつけたいための 北の旅 かぞえきれない 駅を過ぎ涙いろした空が 白むころはじめての 海辺の町は潮のけむり 群(む)れとぶ鴎 やさしいのやさしすぎるの 睫毛(まつげ)にしみる貝がらひとつ 夢ひとつ いくらまごころ つくしても恋ははかない 砂の人形ね波と風 …

  • 絆船 – 大城バネサ

    北浜荒くれ 勇み肌やん衆の塒(ねぐら)は 波の上男 捨て身で 漁に出る女 捨て身で 恋をする夢と情けを ひとつにしぼり翼よせ合う 番(つがい)の鴎あんた押し出す 命船わたしゃ浜辺で 手を合わす 一の瀬二の瀬を 越えたなら岬にかくれて 消える船口じゃ 悪態 つきながら通う 心の 根はひとつ茶だち 塩だち 三月(みつき)のがまん馴れちゃいるけど 待つ身は辛(つら)い夜なべ手作り 曲げわっぱ熱い手ざわり…

  • ちゅちゅら – 大城バネサ

    (ちゅちゅら ちゅちゅら ちゅらちゅらちゅら…)美【ちゅ】ら島沖縄 一度はおいでよ(ちゅちゅら ちゅちゅら ちゅらちゅらちゅら)心も身体【からだ】も 癒してくれる(ちゅちゅら ちゅちゅら ちゅらちゅらちゅら)エイサー太鼓に 三線酒場(ちゅちゅら ちゅちゅら ちゅらちゅらちゅら)朝までみんなで たのしくカチャーシー(ちゅちゅら ちゅちゅら ちゅらちゅらちゅら) 日々の仕事が つらくても恋人いつまで …

  • あんまー形見ぬ一番着物 – 大城バネサ

    あんまー匂(にう)いぬ 残(ぬく)とんどー昔(んかし)あんまーが 糸(いとぅ)ちなぢ藍染(あいずみ)紺染(くんずみ)ぬ 着物(ちん)ちゅくてぃ肩にかきたる 一番着物(ぢん) 我(わ)んに渡ちぇる くぬ着物(ちん)や袖(すでぃ)ゆ広(ひる)ぎてぃ 眺みりば我(わ)ったーあんまー匂(にう)いぬ 深々とぅ肝(ちむ)に染(す)まゆさ 藍ぬ色(いる) くぬ着物(ちん)着(ち)ちょーてぃ あんまーが生ちちょる…

  • シベリア鉄道 – 大城バネサ

    涙のしずくが 凍りつく窓の向こうは 涯てない曠野(こうや)こころ細さも 明日になればあなただけに つないでた夢をようやく 掴(つか)めるわたし夜汽車は走る…想いは遥(は)る遥(ば)る シベリア鉄道 気まずく別れた あの日から悔みきれずに なんども泣いた赤いレンガの モスクワ広場それも今は 風になり通りすぎてく キーロフペルミ夜汽車は走る…大地をひたすら シベリア鉄道 汽笛が哭(な)くたび 近くなる…

Back to top button