夏木綾子

雨の梓川 – 夏木綾子

雨に煙った 北アルプスよ
遠くたなびく 湯の煙
ひとり旅する この胸に
浮かぶあなたの 面影が
揺れて流れる ゝ 雨の梓川

水の清さが 一途な恋を
知っているよに 流れ行く
指ですくえば 冷たさが
恋の終わりを 知らせます
冬も間近な ゝ 雨の梓川

墨絵ぼかしの 安曇野平野
ひとりたたずむ 別れ駅
恋の忘れ路 信濃路に
そっと微笑む 道祖神
春はいつ来る ゝ 雨の梓川

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夫婦きずな – 夏木綾子

熱燗一本 笑顔を添えてほろり酔わせる…そんなおまえがいとしいよすまないね すまないねこんなつましい世帯でも愚痴もこぼさずついてくる惚れたおまえにまた惚れたまわり

しかたないよね – 夏木綾子

荒れた生活を そうさあの頃おまえに会うまで していたよおまえに出会えて ほんとによかったあんたいつか 言ってたね淋しいよ 淋しいよヨコハマ シーサイドブルース帰

雪花挽歌 – 夏木綾子

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恋夜酒 – 夏木綾子

せめて一夜の夢でもいいの酔ってあなたに 甘えたい 甘えたいつくしてもああ つくしてもつくし足りないわ恋は瑠璃いろ 心は涙いろわたしひとりよ ねえ あなた 恋夜酒

忘れへん – 夏木綾子

あんたのことは 忘れんからね何処で生きても 忘れへんうちもいろいろ 理由ありやからついて行かれん 行かれへん旅立ちの 身支度だけはうちのこの手で してあげるうし

夢華火 – 夏木綾子

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こころの海峡 – 夏木綾子

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高山情話 – 夏木綾子

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愛は蜃気楼 – 夏木綾子

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寒椿 – 夏木綾子

窓を開ければ 深々と夜の静寂(しじま)に しのび雪いいのいいのよ いいのよあなたこぼれ散りゆく さだめでも私… あなたの…胸で咲きたい 寒椿別れひと夜の なみだ

越冬譜 – 夏木綾子

船をおりたら さい果て行きの汽車が待ってる 港駅風が哭く 恋が哭くはぐれ鴎の私には返る塒も 帰る塒も 胸もない…春はどこやら 未練がつのるこころ凍れる 雪景色雪

雪のれん – 夏木綾子

追って行きたい 行かれぬ理由(わけ)を知って啼くのか ゆりかもめ港明かりも 凍てつくほどに北はしばれて 吹雪いて荒れる雪のつぶてが みれんに絡む女ひとりの 港の

夜叉の河 – 夏木綾子

闇を貫き 火柱が夜空焦して 河となる渡り切るには 橋がない船を出すにも 櫂がないあゝここは情炎 恋地獄炎渦巻く 恋の河あゝ倫(みち)に背いた 報いなら石の礫(つ

春花しぐれ – 夏木綾子

春よ春よ ふたりの春よ来い寒い北風 飛んで行け街の片隅 寄り添ってふたりあなたと 探します何処にしあわせ かくれんぼ肩に降れ降れ 春花しぐれいつかいつか ひだま

ふたり川 – 夏木綾子

風邪をひくよと 傘さしかけてそっと私を 抱いた人やっと見つけた 幸せ灯りこの人に この人についてゆきますふたりで渡る さだめ川涙ぐせです ため息ついていつも哀し

綾子のよさこい演歌 – 夏木綾子

泣いて笑って 笑って泣いて人の一生 一歩ずつ山坂多い 人生だけど焦らず挫けず 信じた道を明日はそうよ いいことあるさ皆さんこころに 笑顔の花を咲かせましょう 咲

桜橋 – 夏木綾子

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涙ひとすじ – 夏木綾子

傘のしずくを 振り切るようにみれん捨てたい 駅裏酒場雨が想い出 連れてくる泣かせないでね もうこれ以上憎さ一分で 恋しさ九分涙ひとすじ おんなの未練夢の止まり木

だんじりの華 – 夏木綾子

秋の浜風 素肌に受けて走るだんじり 汗が飛ぶ男らしさが 売り物やけど女あっての 晴れ舞台そうやお前は そうやお前はだんじりの華町の半被(はっぴ)は 男の勲章(ほ

淡墨桜 – 夏木綾子

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