吉野裕行

The END – 吉野裕行

「こんなもんなのか」ってため息ついた
出切ると思ってた 守られてると思ってた
でもまだ登りたいんだ もがき続けて
「こんなもんじゃない」重たい足を見つめる

つらい物語だって人は言うかもしれないでも
始まっちゃいない だから壊せ

暗闇の中から 僅かに感じるんだよ
地平線の先に浮かぶ 太陽の光を
終わりを受け入れたらほら 真っ直ぐ
自分を擦り減らしながら 大胆に生き抜いていくんだ
臆病なあらすじはこれでおしまいさ
歩みを止めない

通り過ぎてゆく名前も知らない人がどこかで愛を注いでる
その愛が誰かのためになるなら
また新しい1ページになってく

ページをめくるごとに 託していく想い繋いで
物語が終わりへ向かう

ピリオドの瞬間は 自分で決めるんだよ
分かんない事があったって
何度も読み返していこう
深い深い海の底にいても
自分の声で叫べば何か変わる そんな気がする
評価なんてただの一瞬の結果にすぎない
歩みを止めない

その先の未来
「こんなもんだろう」って笑い飛ばせるように
訪れる最期のときは
安っぽくったっていいさ
僕はカッコつけカッコ悪く終わりたいんだ

暗闇の中から わずかに感じるんだよ
地平線の先に浮かぶ 太陽の光を
終わりを受け入れたらほら 真っ直ぐ
自分を擦り減らしながら 大胆に生き抜いていくんだ
臆病なあらすじはこれでおしまいさ
物語の幕を綴じるまでは
歩みを止めるな

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