勝野慎子

  • 17才 – 勝野慎子

    誰もいない海二人の愛を 確かめたくてあなたの腕を すりぬけてみたの走る水辺の まぶしさ息も出来ないくらい早く強く つかまえに来て好きなんだもの私は今 生きている 青い空の下二人の愛を 抱きしめたくて光の中へ 溶けこんでみたのふたり鴎になるのよ風は大きいけれど動かないで おねがいだから好きなんだもの私は今 生きている あつい生命に まかせてそっとキスしていい空も海も みつめる中で好きなんだもの私は今…

  • カクシゴト – 勝野慎子

    嘘をついた大好きな人にとても罪な嘘、ついた。けれども好きだからこそ、隠すことも、あるそして 気付かないで笑ってる、あなた。 壊すのは、辛すぎること……でも繕うのはもっと、もっと、辛すぎた 隠し事は 一晩眠れば夢のなかで時効となって誰も気付かず 騒がれず消えるものなら…..いいのに 傷つくのは、わかっていたから「知らぬフリ」が楽だと思った。けれども好きだからこそ、…

  • 早春賦 – 勝野慎子

    春は名のみの風の寒さや谷の鴬歌は思へど時にあらずと聲も立てず 氷解け去り葦は角ぐむさては時ぞと思ふあやにく今日もきのふも雪の空 春と聞かねば知らでありしを聞けば急かるる胸の思をいかにせよとのこの頃か 人気の新着歌詞 dilemma – 勝野慎子 体たらくな人生 有象無象と呼ばれて割れそうな脳をカバンに詰め逃げる日うまくいく人生  かいくぐった要領の良さそんな人間になりたいだけ頭のなかじ…

  • リラ – 勝野慎子

    ぼんやりとそぞろ歩く地面は柔らかく沈む足首に絡まりつくのは臆病なココロだけ 都合良く呼び出して都合の良いキスをされたりそれでもついてくるって弱み握られてるなら時に問いたい愛とはそんなんじゃないことを この際雨上がり窓をあけリラの香りに包まれてこのままあなたを殺してしまおうそんなこと眠るあなたの横顔にかすかな幸せみつけてわたしはなにもできない ゆっくりと侵食する屈辱と愛情そして今日もまた繰り返し、繰…

  • せつないふたり – 勝野慎子

    悪いことだと知ってて約束をしてしまったそんな過ちずっと繰り返してるどこか期待をしているイヤな自分を見つけてしまって乾きかけてる爪をこすっていた いつでも三人のとき なにも知らずに笑っている彼女に知らないふりをして笑っていた 感情を殺して待っていたふたりの隠れ家今だけは壊せない短い幸福 なにも求めちゃいけないなにも壊しちゃいけないそんなことなどずっとわかっているでも時にすべてを話して楽になれたらいい…

  • わたしのすべて – 勝野慎子

    待ちわびた週末「友達」として車に乗る走り出す2CVきっと知らない今日のわたしの計画 心臓の音が話、途切れさす水を失ってただもがくだけの魚みたいだ わたしの思うこと全てあなたに伝えられれば楽なのにうまく言葉にならないばかりで時間が…. 渋滞につかまり少し焦った気持ちのまま沈黙が続いてきっと気付いてしまったあなたは…“pretend not to know?” 心中したいほど人…

  • swimming – 勝野慎子

    だれも知らない、声もかけない昼下がり平日のプールが好きルルル….水のなかは、ほらなにも聞こえない 気付いたら、ウソついて会社サボってたけれど悪くない、そう思った「癒し」なさい。 疲れちゃったわたしひとりで焦っていたんだよねみんないるのにおいていかれた気がしたTuesday逃げたんじゃないよ胎内回帰をシミュレートしてみたくて泳いだだけ…….in this pool…

  • 大人になること – 勝野慎子

    ちかごろわたし「辛い」って感じない強くなったのかなぁ….生温い風が吹いてくる 春は柔らかくも残酷な季節そう、忘れていたことを思いだすただただ無邪気でただただ健気だったそんな単純なことさえも今はままならず さくらの花が降ってくるふるえる右手で手をふればあなたが振り返る様な気がしていたのに…悲しくてナミダがもう出ない 仕事に追われ忘れてく感情は「わたしらしさ」から遠ざかるふいに…

  • ひとり暮らしとその反動 – 勝野慎子

    連休だっていうのにひとりどーせ、連休じゃなくてもひとり食べ残したゆうべのチキンの脂が酸化して部屋じゅう肉のにおいがする捨てなくちゃ捨てなくちゃ でも昼間ゴミ捨てると管理人がうるさいここに越してから居心地が悪くて萎えてるそれに、コンビニまで10分も歩く 誰か電話して電話してよ5分でいいから 下着姿でベランダへ出る細いタバコに火をつけ気分でふかす軽く鼻歌まじりで踊ったら向かいのオヤジが咳ばらい 上京し…

  • why so beautiful? – 勝野慎子

    花が咲く、カラダじゅうに。埋もれてゆくのを感じながら まばゆい糸は金と銀の紡ぎ織り成す白い景色見えるよ…..目を閉じればそれは….. 誕生の瞬間、感情の上昇地上離れてみえない場所へ精神の覚醒、飛び散った現実誰も邪魔など出来はしない 花として、生きていたなら。花びらの泪 流しているだろう 瞳からあふれる 泪はまた別の背に伝わり花を咲かすゆっくり…..目を開いてそこ…

Back to top button