佐良直美
知床旅情 – 佐良直美
知床の岬に ハナマスの咲く頃
思い出しておくれ 俺たちの事を
飲んで騒いで 丘に登れば
はるかクナシリに白夜はあける
旅の情か 酔う程にさまよい
浜に出てみれば 月は照る波の上
今宵こそ君を だきしめんと
岩陰によれば ピリカが笑う
別れの日は来た ラウスの村にも
君は出ていく 峠をこえて
忘れちゃいやだよ
気まぐれカラスさん
私を泣かすな 白いかもよ
白いかもめよ
知床の岬に ハナマスの咲く頃
思い出しておくれ 俺たちの事を
飲んで騒いで 丘に登れば
はるかクナシリに白夜はあける
旅の情か 酔う程にさまよい
浜に出てみれば 月は照る波の上
今宵こそ君を だきしめんと
岩陰によれば ピリカが笑う
別れの日は来た ラウスの村にも
君は出ていく 峠をこえて
忘れちゃいやだよ
気まぐれカラスさん
私を泣かすな 白いかもよ
白いかもめよ
海辺の町に 小さなクラブ涙ポロポロ 恋人たちが心をとじて 踊ってる長い二人の 幸せだけはやがて夜明けの 星になるのね花も咲かない 星になるあなたの好きな 別れの
終わらない嵐も 涙もないよほらねキミの肩越しに もう虹が出てる今の悲しみは やがて真珠になるつぎに出会う人 飾ってあげなさいSmile Again!ほほえむたび
久しぶりだね どうしていたの?あたしあんたの ふるさとの海さよならする時 約束したじゃない泣きたくなったら 帰って来てと一度愛した 人だもの別れたあとも 心の家
あのとき あなたとくちづけをしてあのとき あの子と別れた私つめたい女だと 人は云うけれどいいじゃないの 幸せならばあの晩 あの子の顔も忘れてあの晩 あなたに抱か
私がもしも ある日死んだらお墓に書いてね どうぞその手でただあなただけ 愛した女ここに眠ると それだけをあなたの愛に 今つつまれて誰よりも幸せな 女だからたとえ
生まれる前にも こうして見つめ合った 気がするそんな不思議な なつかしさ瞳に たたえた人おやすみ 眠るまで見つめていてあげるおやすみ 目覚めるまでどこにも行かな
生まれて来たのは 幸せになるため誰かに愛され 愛するためそれなのに世界は 時々いじわるだねそのまごころをほら 人ごみが踏みつけるあなたのために ささやかないのち
愛 あなたと二人花 あなたと二人恋 あなたと二人夢 あなたと二人二人のため 世界はあるの二人のため 世界はあるの空 あなたとあおぐ道 あなたと歩く海 あなたと見
見知らぬ町の 古い居酒屋で柳葉魚サカナに ひとりのんでます扉あくたび ちょっと風が吹き洗いざらした のれんめくります死んだあいつが居たら 演歌なんかうなりそうな
まだ明けやまぬ 砂浜にやさしく招く 海があるボートをうかべ ぼくは漕ぐ空と海とが まざりあい一つにとける ところまで怒涛(どとう)さかまく 大岩にはげしく叫ぶ