伊達悠太
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愛の歌をバラードと呼ぶなら – 伊達悠太
バラードは思い出を呼び覚ますうただよ忘られぬ人が誰にもあるのだろう男はなぜ なぜ愛する人だけ泣かせてしまうガキの頃のままにあゝ愛の歌をバラードと呼ぶなら聴かせたい おまえに隣にいて欲しい それだけをLove again つたえて… バラードは傷ついた魂の身代わり忘られぬ涙誰にもあるのだろう男はなぜ なぜやさしい言葉をのみ込むようにひとり酔うのだろうあゝ愛の歌をバラードと呼ぶなら聴かせたい あいつに…
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サバイバル・レイディー – 伊達悠太
ここで降りれやしないでしょ勝つまでやるの 負けないわカモナレイディー レイディーカモンカモナレイディー ヘィ カモン恋に一途な曼殊沙華(まんじゅしゃか)女のたたかい 止められないよひきわけ無しの 決勝戦(ファイナル)だから男は黙って みててよね手に汗握って みててよねアーアーアー みててよね 馬鹿はわかっちゃいるけれどひくにひけない 戻れないカモナレイディー レイディーカモンカモナレイディー ヘィ…
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純愛 – 伊達悠太
純愛(じゅんな) おまえにあげた一つ目の指輪同棲(くら)しはじめたあの夜(よる)のカーテンリング純愛(じゅんな) もらって欲しい二つ目の指輪イニシャル入れたよ つめたい指に捧げるJの文字あゝなんとか言えよ 微笑(わら)ってくれよ小さいけれどダイヤなんだぜ…涙のように光らせて返事もくれずに 純愛(じゅんな) 一生分の幸せは二人同棲(くら)しはじめて今日までの三年ぽっち純愛(じゅんな) もらって欲しい…
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土砂降りの雨だから – 伊達悠太
土砂降りの雨だから もういいよこの傘をあげるから ふりむかないで昔の人だと知ってたよ揺れてたこともね愛してる だからこそさよなら…あげるよ不思議だね 明日から他人になるなんて心まで ずぶ濡れて 夜空を見上げてる 土砂降りの雨だけど まにあうさこの腕をほどくから ふりむかないであんたの髪の毛その服も濡れないようにねくずれそう それでもねすがりはしないよ…大丈夫 あたしなど忘れていいんだよ夜の街 ずぶ…
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一目惚れのブルース – 伊達悠太
これがそう きっとあれ一目惚れっていうやつさジンの効いたカクテルで出逢いに乾杯あゝ神様にあやつられ一目惚れのブルースよ夜明けに別れる約束なのにひかれっぱなしの うしろ髪 運命さ 本命さ一目惚れっていうやつさ軽いのね!って言わないで出逢いに乾杯あゝ神様のいたずらさ一目惚れのブルースよふしぎな磁石にひきよせられてどうにもならない おれだから あゝ神様の言うとおり一目惚れのブルースよ夜明けに別れる約束な…
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冬のいたずら – 伊達悠太
久しぶりね 語り合う顔ぶれに あなたがいても笑いかけて 話すなんてできそうにもなくて小雪が舞いだしたテラスの席に出たの青春と呼べるならあなたを愛したことでしょう曇りなき輝きを 今も覚えてる二次会を断って歩き出すみゆき通りあなたの着信嬉しくて ふるえてる… 友達には 逢わぬよう路地裏の深夜喫茶どうしても あなたとはもう一度話したくて小雪が降りかかる窓辺の席で待つの青春と呼べるならあなたと暮らしたこと…
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涙のララバイ – 伊達悠太
夜通し飲んで 酔いどれてあんたの名前を呼んでいる恋しいよ 目の前にいなきゃあ 素直に言えるのにバイバイバイバイ ララバイ淋しさまぎれのいたずらでバイバイバイバイ ララバイあんたを傷つけたあたし女の屑だね…冷たい涙に 濡れてる ヒールを脱いで 朝の街失くした踵(かかと)を探してるボロボロの あたしにははぐれたカラスがお似合いさバイバイバイバイ ララバイあんたの隣で眠る人バイバイバイバイ ララバイ今さ…
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さすらい港 – 伊達悠太
やさぐれ鴎にゃ ねぐらはいらぬ波に揺られりゃヨー親父がうなる ソーラン節が今も聞こえるよやすらぎ求めて さすらい港流れ流れて 行き着く先はヤレンソーラン 子守唄さすらう俺を エンヤラヤー呼んでいる ふるさと失くして はぐれたままのこんな俺でもヨー親父の背なの ぬくもりだけは今も覚えてる噂を尋ねて さすらい港せめても一度 生きてるうちにヤレンソーラン 会いてえなさすらう俺に エンヤラヤー風が吹く 灯…
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母灯り – 伊達悠太
秋が来るたび 縁側で柿の皮むく 母でした荷物にそっと 入ってた干し柿今は 懐かしい一目だけでも 逢いたくて…心のふるさとに あぁともる母灯り 今も悩んで 迷うたび母に聞きたい ことばかり幸せならば 振り向かず生きたいように 生きなさいいつも言ってた あの言葉…心のふるさとに あぁ今日も母がいる 鏡のぞけば 近頃は母に似てきた… ふと想う自分のことは 後回し家族に尽くす ひとでしたそれでいいのと 微…
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俺とカモメと日本海 – 伊達悠太
どこへ行くのか 流れる雲よ風に吹かれて 西東生まれ故郷を あとにして夢を追いかけ 夢半ば岬に立てば 明日(あした)は近い俺とカモメと日本海 夕陽が燃える 胸でいつでも 微笑むひとよ今は幸せ 掴んだか俺を待つなと 言いながら未練どこまで ついて来る忘れはしない おまえの涙俺とカモメと日本海 面影浮かぶ 蒼い海原 水平線にきっと何かが 待っている人の悩みの 小ささを笑い飛ばして 騒ぐ波やるだけやるさ …