願えど消えし うそぶく感情
あがけど失せし 虚勢の残像
描いて誰を 救えるだろう
それでも届け 歌になれ
朝まだき空 緋色にふちどられ
淡い群青に 染められる
言葉に出来ぬ つぎはぎのこの思い
生きた証を 残せるのか
色づいた花の香り 揺れる木漏れ日が
まぶたを通して鼓動を照らすように 熱くする
願えど消えし 芽吹いた心情
あがけど失せし 処世の象徴
奏でることに 意味はあるのか
それでも届け 歌になれ
沈みゆく空 茜色に輝いて
街は夕映えに 包まれる
うつせみの世を ただ嘆いていても
冷たい夜は 越えられない
寄せては返すさざ波 夢に涙しても
君との足あとだけが それだけが 強くする
願えど消えし うそぶく感情
あがけど失せし 虚勢の残像
描いて誰を 救えるだろう
それでも届け 歌になれ
願えど消えし 芽吹いた心情
あがけど失せし 処世の象徴
奏でることに 意味はあるのか
それでも届け 歌になれ
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