真昼の海岸は廃墟の模型のように明るい
北の熱帯で生まれた嵐が波打ち際で死ぬ
脈搏は手首で蒸発する 海は海岸線で脱皮する
眠るきみの肩を揺すると 砂浜に夢の果実が落ちる
流線型の少年が泳ぐ
地下水道の不死身の魚の遠隔操作(CODE)で
潮騒の秘密の心臓の水路を
眼球(ひとみ)の曲線を
天蓋の空の青はこの天体の裸体(かたち)
きみは笑う秘密結社の噴水
明るさはきみの悲劇
sorriso escuro
sorriso escuro contra o sol
想い出は客船の通風孔から空の裂け目にあふれる
珊瑚礁の美しい臓器のように
悲しみは微睡(まどろ)む 冷たい水の中の無数の瞳
愛しているといってもきみは彼らほどに動揺しない
黄金の皮膚の下の筋肉には毛細血管に蜜が流れている
崇高な楽器にひとしい稲妻の結晶体
振動を止めた2つの声帯は 受信する鉱石
直観の裸体 避雷針が傍受した青空
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クロニック・ラヴ – 中谷美紀 涙の味もこの胸に馴染んで いつしか穏やかな波がさらうよ乾いた風を素肌に受けながら 口笛吹く君はあの空の色I had to let you sleep last
色彩の中へ – 中谷美紀 耳たぶについた砂が乾くまでに抱いて足跡を満ちた波が消し去る頃静かすぎる海はいつか碧を溶かしてしまうから紅(くれない)の中へ黒く光る海の真珠月が導く時まではあと少
こわれたこころ – 中谷美紀 こわれたとけいのねじをまわすとなみだがでたよもどらないあのひびはほらとおくとおくきずぐちにだれもきづかないたすけてよくちてゆくはなのようにきえてしまえばそれだけ
エアーポケット – 中谷美紀 もっと聴きたくてその声だけ罪な若さでも本当の愛だから夢であなたと待ち合わせた誰にもその場所を知られず遥か遠く色褪せた世界もう朝なんて来なければいいのにずっと望ん
逢いびきの森で – 中谷美紀 あなたとはじめて恋におちた逢いびきの森をひとりきりさまようのあなたは私にくちづけして逢いびきの森にあの日置き去りにしたの六月の優しい雨の日ふたり出逢ったやわらか
雨だれ – 中谷美紀 屋根裏の窓から覗いた街は 低く雲を垂れ濡れているいつもの朝の憂鬱 君にもわかるでしょう なんてね雨だれの気まぐれリズムに 誘われ再び眠りに落ちてく夢の隙間から差
all this time – 中谷美紀 All this time, we were only what we dreamedand all those dreams were true.. But
キノフロニカ – 中谷美紀 きみの口笛もこの部屋の家具のひとつきみと暮らしてた頃は気づかずにいたよ聖歌隊が行く 窓の下 雪の靴でカテドラルの鐘真っ赤な死の実をくわえ飛ぶ鳥たち黒い森の中吠え
corpo e alma – 中谷美紀 だからLaLaLaYa- 心のままにLaLaLaYa- 肉体(からだ)のままに激しい情熱の海へ身を投げて 流されるこの世の果てまで 愛して愛してあげるわあなたの
Superstar – 中谷美紀 Long ago,and, oh, so far awayI fell in love with you before the second show.Your
水族館の夜 – 中谷美紀 水の音遠く響く寝返りうつ夜の中蛇口からこぼれる夢ほら心が揺れ動いてる忘れられない あなたを空中に指で描く優しい顔 冷たい瞳首すじにわざとあざを残したのも もう過
TATOO – 中谷美紀 白い腕に触れてみたくなるのを押さえた夕闇にくちなしは香りいたずらに上がった気温の粒が素肌の冷たさに接吻(くちづけ)る漏れる吐息だけが私の舌裸にされたのは心? と
鳥籠の宇宙 – 中谷美紀 箱庭の底から 空見上げていた小さなふたり 身を寄せあって駆け抜ける雲に 光り奪われて逃げ道すら 探し出せないまま子供騙しの 模造品にうもれてる足りないことば 聞
temptation – 中谷美紀 瞼の裏側に隠した詩が宙の裂け目から聞こえたあの日君を知り過ぎることが怖くてうつむいてた優しさで縁どるくちびる触れて青の深さへと落ちてく瞳僕を捕らえて微笑む君は真
夏に恋する女たち – 中谷美紀 真夏の夜の夢ごとに誰も酔いしれ恋するあなたの熱い眼差しで私の夏が始まるふたりは夜を駆け抜けてくまるで子供のように短かい愛の戯れは鮮やかすぎて哀しいきらめく街をふ
promise – 中谷美紀 I talk to you with unshaken faithI talk to you with unshaken faithDon't care lov
汚れた脚 – 中谷美紀 どんな未来もまだ始まらない特別な時間が静けさで輝いてる白い夏服着た笑顔たちの透明な哀しみが並ぶ写真もうその日付に込められてた意味も日々に薄れてもう遠い夏の呼ぶ声