中島ゆきこ

盛り場おんな唄 – 中島ゆきこ

寂しがってる 男は多い
だから酒場に 酔いにくる
夜の止まり木 走り雨
どこのどなたと 濡れるやら
あなた待ってる 盛り場
…おんな唄

ダメな男に どうして惚れる
うんと楽よね 憎めたら
そうよ一緒に なるよりも
もっと体力(ちから)を 使うのは
別れ汐どき 盛り場
…みれん唄

ひとの見る夢 それぞれなのね
思うこの頃 女坂
夜の止まり木 通り雨
どうぞ戻って あの部屋も
みんなそのまま 盛り場
…おんな唄

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望郷ホレホレ節 – 中島ゆきこ

花嫁御陵でよー 呼びよせられて指折り数えて 五十年日本出るときゃよー ひとりで出たが今じゃ子もある 孫もあるハァ~…ハワイ ハワイとよー 夢見てきたが夫婦そろっ

笑顔千両節 – 中島ゆきこ

ハァ~話せば長くもなりますがいろんな苦労もありました荒波越えて進みますどんな波でも ドン!と来い!「笑う角には福来る」笑みを絶やさず 毎日を昇る朝日に 希望を乗

倖せごよみ – 中島ゆきこ

お前のためには 死ねないけれどお前のためなら 生きてゆくたった二行の 恋文だけど熱いこころに 思わず泣いたあの夜が 始まりですねあぁ…倖(しあわせ)せごよみ喜び

ふるさと想えば… – 中島ゆきこ

忘れはしないわ ふるさと祭り太鼓や笛に 遊んだ昔わがまま言って 上りの列車あれから五年 この冬でお父さんお母さんふるさと想えば…長い夜想い出いっぱい ふるさとわ

北国かえり花 – 中島ゆきこ

両手を合わす 手向けの花に何より供養と 雪が降る母の息吹が… 哀しみが…岩手椿の 気丈さに触れてはじめて こころが決まるここで生きてく 北国かえり花この家守り 

逢初川 – 中島ゆきこ

橋の上から 川面を見れば翳(かげ)るとこほど よく見えるみんな承知で 背負ってくれる深い契りの 指と指あなたと出逢って 知りました逢初(あいそめ)川の 逢初川の

花月夜 – 中島ゆきこ

ついて来たって 根なし草ついてゆく身も また根なし草長い一生 このひとと見てよ奇麗と ふり返りそっと甘えて 腕をくむあなたと私の 花月夜慣れぬ町でも この町は生

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